雑記

ここんところ、ヤフー『知恵袋』を開くことが増えた。このページには広告が多いが、質問もアリ、回答もある。10問ぐらい見ていると、それなりに得るところがある。

例えば、私は外面はともかく、心の中ではずいぶん焦っていたのだが、

経験者から見れば、それはまだ駆け出し・初心者、と。そうか

確かに、この病とは長い付き合いになりそうである。

(ただ、私はそういう見方を普段あまりしない。その時その時がすべて、と思っている。比較を絶する、と。自己中かも)

 

病院で「栄養指導」を受けた。いろいろお話したのだが、言われたことは、ただ一つである。塩分の摂取を減らしなさい。そして、具体的にいろいろと。

 

お坊さんというのは、モッタイナイ、の専門家のようなところがあり、手を付けたものは残してはならない。これを戒律のように守る。

一人分の料理を作ると、つい食べ過ぎる。かといって

買い食いすると、味が濃すぎる。

この戒律は外さなければならないなあ、と思いながら・・・簡単ではない。

 

しかし、後がないようだ。心臓の痛みは、切実である。

 

・・・・ここ一日半ばかり、心臓の存在を忘れている・・・

病気のことも忘れそうである。

 

 

ニトロール つづき

だいたい効いたかな

背中が痛む最中に口に含んだ。

背中の痛みが凍り付いたようになり、胸の痛みも同じ。

30分経過しても同じようであった。

朝起きたら、痛みは消えていた。ひさしぶりに、解放感を味わった。

何もないということの解放感。

禅語の「好事も無きに如かず」「無事これ貴人」とかという言葉を思い出した。

 

 

カテーテル検査で異常がなかったのに、どうしてこういうことが起こるのか。

・・・薬が効いたということは、狭心症には違いない。・・・

 

先生の見立ては;よく見ると、血管の僅かに細くなっているところがある。 これが血流を悪くしているとしか考えられない。

ということで、別の薬を頂いてきた。

 

2週間後に、また診察を受けることになった。

 

・・・・・・

 

しかし、気を取られる、心臓の痛みや胸のつかえがないというのは、なんと有難い事か。JRで出かけたのだが、往復する間『この国のはじまりについて』(司馬遼太郎対話選集1 文春文庫)を面白く読むことが出来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

ニトロール

お守りのように持っていたが、痛みが断続的に起こるので、飲んだ。

 

『知恵袋』の記事を読んだところ、5分以内に効き始めるというアドバイスがあった。

また、これは、狭心症の薬である、効かなかったら狭心症ではない可能性がある、と。

また、飲んでも害はない、と。

 

・・・・

 

明日、食事の指導を受ける。序でに先生と話す時間を取ってもらっている。

 

一度も薬を飲んでいないのでは、話をしにくいので、飲むことにしたのである。

 

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ずいぶん多くの方がこの薬のお世話になっているんだなあ

書き込みを見てそう思う。

 

・・・・・・・

 

今日は、散歩の途中で胸が痛くなり、だんだん酷くなってきたので、足を止め

迷った末に、引き返してきた。

 

気の病という部分も大きいように思うが(まだ慣れていないのだ)、残念ながら

本物の病人になってゆく。心臓とか頭の中とかは、やはり、脚の痛いのとは、同列に見るのは難しいね。

 

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『ヒトの目、驚異の進化』少しづつ読んでいる。・・・気が散って、あまり進まない。

 

 

まあ、過激な内容になるかな

”死”については、ずいぶん考えてきたつもり(お坊さんだしね)だが、

身近に感じ始めたのは、つい最近のことだ。

 

心臓が痛い。という感覚。心臓が痛がるはずはないのだろうが、鈍痛(重い鈍い痛みの感じ)がその存在を教えてくれる。

「背中が痛くなる」と言っていた人が居たが、確かに左の背中側が痛い。

これはヤバいかな、と思って、脈を取ると、脈は正常に打っているように感じる。

 

ドラマなどを見ると、顔をしかめてから、ニトロを飲んでいることが多い。(まあ、手が震えて間に合わないこともあるが、それはドラマのシナリオだろう。)

だから、このぐらいのことではまだ飲む時期ではないのだろうと思うのだが・・・。

飲む時期も近いのかもしれない。

 

考えることと、こういう感覚というのは、ぜんぜん無関係とは思わないが、それほど密接とも思わない。

 

・・・・誰か傍にいてほしい、と思うと同時に、傍に居なければならない人はずいぶん辛いだろうなあ、とも思う。助けてほしいと思うと同時に、それで、その後は?と思う。・・・今助かっても、遠からず、同じことではないかと・・・こういうことは一回でいいのでは。

 

多分、まだ余裕があるのだろう。指先がしびれて、冷たくなってきている、というようならともかく、まだそこまでは行っていない。

 

心臓が力強く動いていますから。いままで通りの生活をしていいですよ。と言われたのは確か一週間前であった。

あれから随分遠いところにきてしまったように感じる。

この不安(心臓の存在感)を抱えながら、いままで通りというのは少し難しいかな

ただ、この状態は、昨日から始まったのだが、あと一週間ぐらい同じような状態が続けば、慣れるかもしれない。・・・しかし、ここまでの一週間は慣れる暇なく、だんだん下降しているような思いの中に居るので、これから先に平らなところがあるのかどうか・・・

 

ゆっくり本を読んでいる気分ではないので、一応しおりを挟んで、そこから先を斜め読みに切り替えた。

 

・・・・ヒトラーを悪魔か何かに(あるいは邪悪な天才か)したいのだろうか・・・。

これほど 一人ですべてがリードできるものなのか。そう思うのは私が日本人で、西欧の考え方だと、リーダーはそういうモノなのだろうか。

ある程度方向が決まれば、雪崩を打って人はついてゆく。それは確かにそうだが。

・・・或る時から雪崩を打って崩れるものではないのか

 

天皇のような、唯一の主権者でも、敗北を認めて降伏した。でも、ヒトラーは、最後まで降伏しないで、死なば諸共、を実行した。

ドイツは、ヒトラーの自殺の後に、やっと後継者が降伏したということ。これは日本でいえば、東京まで戦場になったということである。

オールオアナッシング。その戦いに全人類を巻き込んだ。

本当にそうなのだろうか・・・

憎悪の炎というのは、そこまで激しいものだろうか

 

人間が進化の過程で作られた生き物に過ぎないということを、ありありと感じさせられる。考える葦の方ではなく、弱い葦、のほう。

 

 

『ヒトの目、驚異の進化』に戻ろう。

 

 

 

体調 など

ときどき胸がドキドキするような感じ。手を当てて見ると、少し心拍数が多くなっている。脈が途切れることは少なくなっているようだ。

 

最初、完全に無視するつもりでいたのだが、むねがドキドキするのは無視できなくて、仕方なく、脈をとってみることにしたのである。

 

最初は、意識することによる、心因性のモノかと思ったのだが、そうではなく、ドキドキするのに気づく、ということである。

ときどき、走ってもいないのに脈が上がる、ということである。

 

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ナチスの戦争』読んでいて、だんだん気が重くなってきた。そして、以前読みさして放置した『独ソ戦』(岩波新書)のことを思い出した。

丁度1年前ぐらいに手に取ったのではなかったか・・・本棚を探したら出てきた。

サブタイトルに、絶滅戦争の惨禍、とある。

 

【ナチの戦争は要するに征服と略奪のために行われた人種戦争だった。理性に基づいて国益を守ったり、国家の安全を確保したりするための戦いではない。ヨーロッパの人種地図を暴力と大量殺戮によって塗り替えるための戦いだった。】p124

 

この本は、ナチスの戦争を追っているのだが、ナチスの戦争とは、とりもなおさず、ヒトラーの戦争である。そして、ヒトラーの中でナチズムが誕生したのは、第一次大戦末期、毒ガス攻撃を受けて失明し、野戦病院に横たわって、憎悪に身を焼いていた時だろうと。【ナチズムが誕生した時と場所を特定できるとすれば、それは1918年11月のパーゼヴァルクの野戦病院だろう。】p14

 

≪独り≫の憎悪の炎が燃え上がり、やがて多くの人を巻き込み、ヨーロッパを、世界を、一世紀に亘って焼き続けることになった・・・・

 

私は、年を取ってきてから、だんだんハッピーエンドのドラマの様なものが好きになってきた。こういう、やりきれない思いをさせられるのには、堪えられない。

・・・心臓に悪い、ボクの心臓は堪えられるだろうか・・・・

 

最後まで読み通す自信がなくなりつつある。

 

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『ナチスの戦争1918-1949』

これは!  日本人には書けないかもしれない。

 

まだ15pほど読んだだけだが・・・。

『ワイマル共和国』では、ヒトラーは、沢山の登場人物の中の一人にすぎない。

しかし、この本では、固有名詞の、特筆すべき、特別な、歴史的人物である。

実像が何処にあるかは、分からないが。

 

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今日は散歩日和、ゆっくり歩いてきた。

途中、後ろから女の人に声をかけられた。振り返ったら、乳母車を押した2人連れ。

マスクをしているので誰か分からなかったが、Kさんの奥さんと娘さんと乳飲み子である。

赤ん坊にははじめてお目にかかるので、覆いをあげてもらって、挨拶をした。

女の子である。にこにこして顔見知りしないですね、といったら、顔見知りするのはもう少し後だと。

ほんとうに無邪気なかわいい顔をしている。

これでは、Kさんもタバコを止めようかという気になるな

 

ボクの健康が気になって、お見舞いの言葉を掛けたかったようである。

 

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山は蕾の色だろうか、赤みがかった色になってきている。

 

 

『ワイマル共和国』

目を通しました。

ヒトラーを出現させたもの」はどんなものなのか、に焦点を絞って書かれている。

トランプを出現させたもの、はどんなものか、を考えさせられる。

ヒトラーの没落はともかく、出てきたときは圧倒的な期待感の下に出てきたはずである)

この本では、ユダヤ人問題はほとんど触れていないが、最初はそうだったのか(ヒトラーが出てくるまでは隠れていたのか)、それとも日本人の関心は其処にはないということなのか・・・

 

テーマは違うが引き続き

ナチスの戦争1918-1949』民族と人種の戦い(中公新書

を読む予定。

『ワイマル共和国』は1963年の出版。『ナチスの戦争1918-1949』は2004年の出版。その間約40年。問題意識も何もかも変わってきているのだろうと思います。

翻訳なので読みにくいとは思いますが・・・。

こちらは、人種問題がテーマになっているようです。

 

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