2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

雑感

ダーウィンは、「種の起原」を書くために、言葉自体を作らなければならなかった、と。全く新しい分野の開拓というのはそういうことだろう。明治の頃の、翻訳言葉を作る苦労を読んだことがあるが。 「ジャーナリスト、文筆家、商人、ビジネスマン、教育家、一…

『ダーウィンの「種の起源」』

ポプラ社 ジャネット・ブラウン著 長谷川真理子訳 よく纏まっている本である 表紙の裏に 「進化論」を高度な理論にまで高めた画期的な書「種の起源」誕生の経緯から、出版当時どのような賞賛と批判を受け、さらに今日に至るまで名著として輝きを放ち続けてい…

『長生き地獄』を読む

といっても、まだ半分ほどです。 随分ショッキングな内容で、すいすい読める本ではない。 うすうす感じていて、不安はあったのだが、そのままにしていて、どちらかというと目を背けていた・・・それを見せられている、という感じかな。 しかし、私も、もう本…

『長生き地獄』

SB新書 松原惇子著 この本屋さんは初めてです。この著者の本も初めてです。 図書館の棚を眺めていたら、この刺激的なタイトルが目に入った。 ぱらぱら捲ったら、われわれ団塊世代を巡って、現在起こっていること、これから起こることが、話題のようなので…

進化論を読んでいて思うことなど

最近の本を読んでいて一番驚いたのは、私たちが学校で教えてもらった頃からは随分遠くに来てしまったということだろうか。ここ30年ほどの間に、だけではなく、日々新しいことが発見されているような・・・。しかし、ダーウィンの考えていたことは、細かいと…

嗚呼(ため息)

お昼を食していた時に、どうした弾みか、汁椀を落としてしまった。まだ口をつけたばかりの、いっぱい入った野菜スープ。 膝の上から、座布団の上から、畳の上から、本の上から・・・濃厚なスープをぶちまけてしまった。・・・・・ 大慌てで、タオルやハンケ…

『生き物をめぐる4つの「なぜ」』

集英社新書 長谷川真理子著 本屋さんの書棚に並んでいても、手が出ないような、地味なタイトルの本である。 私は、たまたま先ごろ、日高さんの本を読んでいて、ニコ・テインバーゲンの事を知ったので、彼の本を読んでみようと思ったのである。しかし、どうや…

『人類進化の700万年』

講談社現代新書 ここのところ、似た内容の本が続いているので、大半は斜め読み。それでも、この本にしかない内容もあり、面白く読みました。〈日本人という幻想〉日本列島に住みついた人について書いているところは、考えさせられました。 最近の本では、動…

『絶滅の人類史』

NHK出版新書 このまえ読んだ『進化論はいかに進化したか』の著者の作品。 これは、読みやすい。内容は最新情報のようだが、軽いノリで書かれている。 700万年まえに発生した人類は、いままで26種以上の人類に分岐してきたのだが、現在は、ホモサピエンス…

『ファーブルの昆虫記』

読んでみると面白いところもある。最初がとっつきにくいけれど。最初の10ページぐらいで投げてしまったのは残念。 ダーウィンのおじいさんが貶され、進化論が疑問視されている。おじいさんもそれなりに有名な進化論者だったのか、それともダーウィンの進化論…

雑記

お風呂の事を、たまたま出会った近所に人に聞いてみた。この人は、話しているうちに分かったのだが、改造にどちらかというと反対のようである。理由は、 「湯船を浅くすると冷めやすくなる。真冬の寒い時に、冷めてしまっては、本当に節約になるのかどうか・…

『進化論はいかに進化したか』ほか

始めに、昨日の将棋のこと。序盤から殴り合いになってしまった。ま。お互いにとって初めての展開。守りを固める暇は与えてもらえなかった。 中盤で3三を焦点にして、お互いの駒が集中。ぼくの3二の金が動かされてしまえば負けという状況になった。ボクが何…

『進化論はいかに進化したか』

新潮選書 ダーウィン以降の進化論を知るために、図書館から借りてきた。 第一部 ダーウィンと進化学 第二部 生物の歩んできた道 いま、第一部を読んだところである。 ダーウィンは、十数年後に『人間の由来』という本を書いている。 第一部 人間の由来または…

『地域の問題』

昨日は、色々出された議題があったのだが、その中に、 高速道路へのアクセス道路の問題がある。 私はこの道路の事は初めて聞いたのだが、多分町報・市報を読んでいれば書いてあったのかもしれない; 去年の春に開通した高速道路(無料区間です)へのアクセス…

『地域の問題』雑感

昨日、地区総会が開かれ、いろいろ議論された。 その中で、何時ごろからか継続審議になっている議題がある。 今回も何も決められず、先送りされたのだが・・・ 温泉が、年に30万円近い赤字を出し続けているので、これを改善したいというのである。 そのため…

とんどさん

正月かざりの仕舞である。やり方は、それぞれの地域でまちまちのようである。 以前住んでいたところでは、お神酒が振る舞われたが、今住んでいるところではそういう気配もない。以前のところでは、午後だったが、ここでは朝である。 この近くには、有名なと…

「成人式」で思い出すこと

ボクは、毎日のように思うことがある。「今日死ぬかもしれないよ」 つまり、今こんなことをしていて、いいか? ということなのである。 そして、たいていの場合、いいよ! と。 どっちへどう転んでも(生きるも死ぬも)、お任せだから。 明日が「成人式」の…

『種の起原』

だいたい読み終わった。 進化論については、ずいぶんいろんな本を読んできた(ほとんど忘れてしまったが)。 だから、ダーウィンの進化論に拘っているのではないが、たまたま、50年ぶりに、読む機会が訪れた。 進化論自体が進化してきている(たしか岩波新書…

将棋

今年初めての対戦。 去年10月に、ほぼ一年の休みの後、将棋を再開したのだが、確か3連敗したところぐらいで、私が病院に入院することになってしまい、退院した後は年末ということもあり、気持ちが落ち着かず、今日は2か月半ぶりの対戦であった。 お互い、何…

今日もまた、本のこと

昨日、近くの図書館に借りていた本を返却した。カズオ・イシグロの『日の名残り』 面白いのは面白いのだが、私には『種の起原』のほうが趣味に合うようで、途中まで読んで、結局読み終わらないまま、返却した。ひと月半借りていたのだが・・・ そして、書棚…

今読んでいる本のこと

あんまり暖かいので、カメムシが出てきた。これで急に寒くなったら、彼らはどうなるのか。ちょっと心配である。 『種の起原』150年以上前の本であるが、第一級の論文であるから、やはり難しい。 進化論では説明が難しい、恐竜などの絶滅(これは現代では隕石…

妄想三昧

調子悪くて、自分に囚われてしまうと、次々と暗~い連想が起こる。自分の過去までも否定的に見る、勿論未来も。現在が否定的な色を帯びるのだから、そういうことになってしまう。 過去も(未来も)今思っていることに過ぎないのだが、というのも、過去はもう…

暖かい正月でした

でも、右肩の痛い正月でもあった 朝起きて着替える時、布団をたたむとき、どうしても右手を使うから。起きた時から、痛みとともに起きるようなもの。じっと本を読んでいる時でも、痛いことが多い、これは理由が見当たらないが。年末から特に痛みが激しくなっ…

書き初め

といっても、メールの書き初めです。 ボクのように、すべてから引退し、《これからは終活》という自覚をもって、生きている者にとって、 本を読んだり、ブログを書いたりすることは、自分の楽しみであると同時に、この世との淡い繋がりでもある。 もう、悲し…

賀春

明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 令和二年元旦