2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

6月水無月 去る

もう今年も半年が過ぎたのですね この間セミの声を聞いたと書きましたが、その後一向に、散歩のときにセミをきくことはありません。ということは、あれは耳鳴りだったようです。ときどきそうとう酷くなることがありますので・・・ 今日はそうとう蒸しました…

来客アリ

ここではとても珍しい事である。 私が、いつ消えてもいいように、縁を薄く。新しい縁はつくらない と心がけているからであろう。・・・それでも挨拶する人は増えてゆく・・・ Sさんは、もう30年来の知人である。年に一度会うか会わないかと言うほどの。 2、…

鯉の骨

三日前。散歩の途中、急に大きな鳥が目の前を横切った。目で追いかけると、トンビであった。何事かなとおもって歩いていると、直ぐ近くに、鯉が横たわっていた。比較的小さめの、30センチほどの鯉である。上空にはカラスも舞っていた。 今から食べようとして…

昨日の日中は33℃ぐらいまで上がったのではないだろうか 散歩に出るのを何度か躊躇し、部屋の中でダウンしていた。 2時ごろ、少し元気が回復し、外に出た。今日は少し塩分もハチミツも多めのドリンク携帯。 階段を上るコースは避けて、平らなところを歩く…

慣れる??

昨日の将棋は、いままでと少し違った・・・ ある意味、楽しく指せた。 負けてもいい、ちょっと工夫してみよう、と思っていたせいだろうか。 ・・・いままでで200局ぐらい指しただろうか。もう少し多いかもしれない。 慣れてきたのは確かだろう。 ・・・・・…

勝ちました

やはり気持ちいいですね Kさんは、ボクが矢倉ばかり組むので、矢倉攻略法を研究している。それでなかなか勝てないのだが、今でもあれほど矢倉が愛好されているということは、工夫次第で戦えるということだとボクは思っているので、今日も矢倉を組む。 今日…

『荘子』より  2

孔子は答えた。 「この世界には、大きな戒めごとが二つあります。その一つは運命であり、いま一つは義理であります。子が親を愛するのは運命であって、子供の心から取りさるわけにはいきませんし、臣下が君主に仕えるのは義理であって、どこに行っても君主は…

『荘子』より

今回はかなり長い。 『荘子』人間世篇第四 二 (岩波文庫 第一分冊) (楚の国の)葉公子高は、国使として斉の国へ行くことになったとき、孔子に意見を求めてこう言った。 「王さまがこの私に与えられた使命は、非常に重大です。しかし、相手の斉では、使者…

セミの声

夏至をすぎて蝉の声が聞かれるようになってきました。 草もよく伸びて、ススキも青々としてきました。

『列子』より  3

少し長いですが。 宋の国の陽里という土地に華子というものがいた。中年のころから健忘症にかかった。朝、人から物を貰ったことも晩にはすっかり忘れてしまい、晩に人に物をやったことも朝にはまるで忘れてしまう。いやそれどころか、道路では歩くことを忘れ…

『列子』より  2

北の果ての燕の国の男で、生まれは燕だが南の果ての楚の国で育ったものがいた。それがもう年老いたので、生まれた燕の国に帰ろうとして、途中、晋の国にさしかかった。すると道連れの男がその男をだまして、晋の国のある城市まちを指さして、「これは燕の国…

『列子』より

むかし、斉の国に金(きん)がほしくてならない男がいた。ある晴れた朝、ちゃんとした服装をして市場に出かけてゆき、金を売買する商人のところにゆくと、すきをみていきなりそこにあった金をひっつかんで、逃げ出した。役人が追っかけて、その男をひっつか…

善悪の彼岸

生身の生き物は、善悪の彼岸に生きる。 人間もまた、例外ではあり得ない。 しかし、頭のある人間は、善悪を考えざるを得ない。 こういうことが、忘れられてしまう、というか、言葉には、モノを切り刻む働きがあり、言葉を操っているうちに、言葉に操られてし…

思い出した

このまえ、40代の頃にニーチェを読むのを止めたことを書きました・・・理由はたぶん仏教書を集中的に読むようになったからであろうと。 どうも、そうではない。 それ以上先へ読み進むのが苦痛で、読むのを止めてしまった、ということのようです。 というのも…

負けました

やはり、といえば、その通りです。 ただ、いい線まで行ったので、善しと。 今読書にエネルギーをとられているので、善戦すれば御の字です。 森内永世名人がyoutubeで《森内チャンネル》というのを開設した、と。 早速登録しました。最初の2、3回だけでも見て…

ニーチェにハマったかな

ニーチェは、殺人者ではないかと言うほど、ひとを滅多切りにする。ちょっとやそっとでは攻撃は止まない。まるで、相手ではなく自分を傷つけているようだ。自分相手なら、止むことがないのも分かる。・・・ 人は、倒れたら起き上がらなければならない。倒れた…

ニーチェ『道徳の系譜』

一応通読しました・・・というちょっと歯切れの悪い言い方をするわけは、確かに理解したという自信が持てないからです。よくわからないところが残っている。 すごく面白かった。ニーチェが自ら心理学者を名乗るのも頷けます。人の心理をかなり鋭く抉って、ヒ…

一日中よく降りましたね

梅雨に入っても雨の降らない年もあるのですが、今年は梅雨に入ったばかりなのにもう半分ぐらい降ってしまったのではないでしょうか 久しぶりに「哲学書」を読んでいて、いろいろ詰まらぬことを思い出したりしています。今日は散歩も出来なかったし・・・ 禅…

ニーチェ

正確な知識は、別なところで得てくださいね 『曙光』を読んでいて、先が見通せないような不安な気持ちになったと書きましたが、これを書いていたころ、ニーチェはやっと夜が明けて朝のひかりが差し込んでくるのを感じ始めていたのでしょう。それに付き合う私…

感想

ニーチェを読んでいて、ニーチェの考え方には賛成できないところが多いが、確かにそういう考え方もあり、だなあとも思う。 ただ、でも、時の流れは逆流しないのではないか、とも思う。 およそニーチェの本の50年まえに、アメリカを訪れたトクヴィルが、寂し…

『善悪の彼岸』(ニーチェ)

『曙光』を読んでいて、なんか見通しの悪いところを歩いているような気がし始めて、 先に進むのがつらくなり、つい悪い癖で、他の本に手を出した。 『善悪の彼岸』 この題名は、禅書でよく出てくる『不思善悪』に似ている。 この本は比較的読みやすい。 ルソ…

地獄

去年、手術の後、集中治療室で、麻酔から目覚める時に、無間地獄に生まれたような苦しみを味わった、と書きました。 あの後も、折に触れて思い出すのですが・・・ 麻酔から醒める時のあり様は、人さまざまな様です。私は、まだ全体が麻酔薬で眠っている中で…

負けました

いいところなし。 ・・・順当なところでしょう。 この2週間、将棋盤に向かったことがなかった。 読書に夢中になると、他の事は忘れてしまうというか、後回し後回しにしてしまう。 ニーチェは、民主主義やカール・シュミットを読んだ後では、ちょっと距離を置…

曙光 (しょこう) など

今日は坐禅でした。午後ちょっと暑くなってきた。先ほど終了して、パソコンを開いた。 明日将棋の日なので、頭の体操として、棋譜を並べなくてはならないのだが・・・。 渡辺さんと藤井さんの戦いが見られるようなので、これが気になって、先ほどちょっと見…

ニーチェ『曙光』

どうにもトーマス・マンは苦手である。それで、ニーチェを読むことにした。 『曙光』や『悦ばしき知識』は随分前に読んだとき、気に入っていたので、とりあえず今回は、「曙光」を読み始めた。少し、気持ちが落ち着いてきた。 ・・・・・・ 地区の川掃除。今…

トーマス・マン

こんな本を読みこなす人もいるんだなあ。 トーマス・マンの『ファウスト博士』である。 完全にお手上げである。 『ワイマールのロッテ』は、一番最後、ゲーテとの再会の所から読み始めているのだが、こちらも脱落寸前である。 小説を読むのは久しぶりである…

トーマス・マンの作品

Wikipediaで作品を調べてみたが、私はいままで読んだことがなかった 今回借りてきたのは、『ワイマールのロッテ』『ファウスト博士』『講演集ゲーテを語る』である。・・・早速読み始めたのだが・・・1ページで投げ出してしまった。『ワイマールのロッテ』は…

『人間ゲーテ』読み終えた

面白かったですね。もう一度『ファウスト』を読んでみようという気になりました。 ちなみに、この本は以前読んだことがありそうですが、あまり記憶に残っていない。 『ファウスト』もう古い翻訳しかないようですが、復刻版が出ているのですね。私ぐらいの歳…

今日は暑かったですね

たぶん30℃近くまで上がったのではないでしょうか 風も生暖かい・・・梅雨の季節ですね 『人間ゲーテ』遅々として進まないのだが・・・p112 【それにしてもゲーテはよほど奇妙な性癖の持ち主というべきではないか。かれは自分だけの恋人を探すのを避けようと…

今朝の投稿の後で・・・

『人間ゲーテ』を読んでいたら次の言葉に出会った。p70 ・・・あのひとから逃げ出そう、思いきって行ってしまおう そうは思ってもすぐにまた、私はひきもどされてしまう。 魔法の糸につながれて、断ち切ろうにも断ち切れない。 おてんば娘は私を いやおうな…