2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『三国志』  9

第五冊の三分の二ほどの所である。 周瑜が病没し、大都督を拝命した魯粛が、孫権に鳳雛先生を推薦する。(新しく任についた時には誰か補佐してくれるものを主君に推薦する、だから魯粛は彼を側近に加えたかったのだろうが・・・) 【見ると眉はこく鼻は上向…

『三国志』  8

第四冊を終え、第五冊に入る。 その前に;『三国志』では、徐庶は、母からの偽手紙におびき出されて玄徳の元を去ることになっているが、『諸葛孔明』では、荊州が曹操に攻撃され、逃避行をしている最中に、老母が敵の虜になってしまったので、心中煩悶しなが…

『三国志』  7 (夕方追記)

玄徳は、新野の人々を連れて、逃避行を始める・・・このあたりを読み進んでいて、私はどうしても董卓が長安へ逃れた時のことを重ね合わせてしまう。 ・・・何故止めない??? 連れていかれた人々は、新しい地で開拓民になるのか? 何を考えていたのだろうか…

『三国志』  6

赤ん坊の鳴き声かな。猫が鳴き始めたのである。 数日前から、朝方の小鳥の声も、すこし変化してきた。明るく感じる 寒さは続いているが、春はすぐ近くまで来ているようだ。 『三国志』第三冊を読み終わった。徐庶から孔明の居場所を教えられたところである。…

『三国志』  5

吉川英治さんの劉備像はなかなか面白い。時代を反映しているものなのか。お母さんが出てくることによって、孟母三遷を思い出してしまった。 宮城谷昌光さんの本は、ちょっと難しい。蘊蓄というのか、時代背景というのか、それが続き・・・時代小説マニア向け…

三国志  4

講談社文庫の、三国志(一)吉川英治歴史時代文庫33を手に入れた。 有名なこの本が、どういうものなのか、さわりだけでも読んでみようと。 なるほどなあ。小説家というのは!!! 最初の100ページ程読んだが、驚いてしまった。目が覚めるような書き出しであ…

三国志   3

袁術を攻めるために出陣し、留守を張飛に任せた。その張飛が酒癖の悪さを発揮し、城を乗っ取られて、玄徳に泣きついたときの、玄徳の言葉 【「手に入れたとてうれしくもない城を、失ったとて気をおとすことはない。」p58 「兄弟は手足のごとく、妻子は衣服の…

三国志 第二冊に入りました

曹操が天子を許都にお連れするところまで来た。 着々と人集め(というより人が自然に集まってきて)をし、もう敵対する人も少なくなってきている。国家の柱石という感じである。 ここまで読んできたところでは、曹操がずば抜けた存在感を持っているのだが・…

三国志(三国演義)

岩波文庫全十冊 『中国中世史研究』を読んでいたら、読みたくなった。 ほこりを被っていた文庫本を取り出した。九冊しかない。・・・どうしてか。 ・・・思い出した。 孔明が死んで、魏が司馬氏の手に落ちたところで読むのを止めてしまったのであった。だか…

1月14日

もう、1月も半ばになったのか 去年までは、正月飾りを焼いていたなあと思いながら、暦を見た。 床の間の掛け軸も普段用に変え、飾りも仕舞わなければならない。 さて。今度はどの軸にするか 父は年老いてからは、軸の掛け替えをしなかったらしく、長い間陽…

読書の事 他

『砂糖の世界史』読み終わり、 『アメリカ黒人の歴史』(岩波新書)を読み始めた。 この本は、随分前に読み始めて、3分の1ぐらい読み進んだところで放置してあったものである。なぜ最後まで読まなかったのかは分からない。(たぶん他の本に興味が移ってし…

『砂糖の世界史』

岩波ジュニア新書 著者 川北稔 『世界システム論講義』と同時進行で読み始めた。 高校生の副読本として書かれているようだが、しっかりした本であると思う。 最初にこの本を読めば、(文章が平易だから)軽く流してしまったかもしれないが、最初に『資本主義…

『世界システム論講義』

副題 ヨーロッパと近代世界 ちくま学芸文庫 著者 川北稔 読み始めたばかりである。平易な文章で読みやすい。 なんとなく、梅棹忠夫さんを思い出した。 最初に、第9章 奴隷貿易の展開 を読んで、今は最初に戻って、初めから読みだした。目次を見ていて、ウィ…

『資本主義と奴隷制』読み終わりました。

全体を総括する言葉としては、文庫本の裏表紙に書かれている言葉がよく纏まっていると思います。 【なぜイギリスは世界ではじめての工業化を成し遂げ、ヴィクトリア時代の繁栄を謳歌しえたのか。この歴史学の大問題について、20世紀半ばまでは、イギリス人…

『資本主義と奴隷制』

第11章 〈聖人〉と奴隷制 p292 の書き出しは 【論述をすすめるにあたり、奴隷制の非人間性ならびに奴隷制を打ち倒した人道主義の問題は、故意にこれを軽視してきた。】とある。 確かに、ここまで、功利的な側面、経済的理由や政治的思惑ばかりが問題とされて…

明けましておめでとうございます。

冬夜長し 7時頃には眠くなってしまう。2時ごろには目が覚めてしまう。 一人暮らしの時には、エアコンをつけて読書することが多かったが 今は居候なので、4時まではエアコンを我慢している。 毎日2時間、ときによるともう少し。 読書するにしても、布団から…