久しぶりに、会田さんの本を読んだ。
会田さんの本では、20代に読んだ『アーロン収容所』(中公新書)の記憶が強烈です。今でも時々思い出す。此処には、書けないようなことが沢山ある中で、どうしても書いておきたいことだけが書かれてあるのだろうというように感じたので、その後も、彼がテレビで喋っているのを何度も聞いたし、他の著書も何冊か読んだ。ボクに質問する知識・勇気があれば、聞いてみたいこともあったのだが・・・・。
これは一年ほど前に古本で手に入れたが、いままで本棚に眠っていた。
二つばかり、印象深い言葉を。
【・・・美女はいつの時代でも幸福になれないものだからである。】p158
これは、わたしもそんなことを考えていたことがあった。
【残念ながら、芸術は大衆のものでも、職人のものでもなく、結局は政治家や金持ちが本質的な作者だったのだ。】p141
これも、確かに。権力・金力は、ヒトを引き寄せる。