『捕物小説名作選』

集英社文庫 ずいぶん古い。1980年第一刷 手元にあるのは第21刷 2002年のものである。

まだ読み始めたばかりだが、テレビでよくみた半七、むっつり右門銭形平次など、その風貌、作風が分かりやすいような作品が、選ばれてあるようだ。全12作品

 

私がいぜんに読んだことがあるのは、最後の方に載っている「神谷玄次郎捕物控」(藤沢周平)だけである。藤沢周平ファンは少なくないと思うが、私も10数年前に一時はまってしまって、当時文庫で出ていた作品はすべてに目を通した。当時はその文体というのだろうか、文章に魅かれて読んでいたように思う。簡潔なのが好みだから。勿論登場人物も魅力的であった

 

この本のように、いろいろな作家の文章を比較しながら読むというのは初めてである。

この本は、昨日本棚の整理をしていて見つけたのである。父か義母かの読んだ本であろう。

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