パネルを見ながら

あれこれ 思い出したり、考えたり・・・

 

今回のNさんのアドヴァイスだけではなく、ペルーで知り合った写真家のOさんの写真術(彼は大学で写真を教えている)の事など、思いだしながら、ボクは先のインド旅行の最中にどのようなことを感じ・考えていたのか、そして今何を考えているのか、といったことである。

 

こうして、あれこれ考えていると、見る行為というのは、心の表現だということにあらためて思いいたる。そして、"その"心というのは、どちらかというと、ボクはあまり重視していなかった。決して軽んじていたのではないが、過ぎ去るままに任せる、という方に気持ちが傾いていたのであった。

 

だから、ピンで留めるように、止めることは、軽視していた。つまり、あまり写真を撮らなかった。

カメラを持ち歩くのも、旅行の時だけ。だから、普段カメラを使い慣れていないので、よく見たいような、大事なところは、写していない。肉眼でよく見ようとしたのであった。

 

ピンで留めたものを観察する。いまボクがやっているのはそういうことだろう。