雑多な感想

第一章 飼育栽培のもとでの変異 を読んでいて、遺伝ということが、品種改良をしていた人たちの間で、大きな問題になっていただろう、ということが分かる。

メンデルが遺伝の法則を見出し発表したのは、この頃だったような気がする(種の起原が1859年、メンデルの法則が1865年 ダーウィン死去が1882年)。しかし、メンデルの論文はあまり注目されなかったと何かで読んだ記憶がある。何か、その分野の権威者には否定的にみられるところ(時代の常識から大きく外れるとか)があったのだろうか。それとも・・・

ダーウィンの耳に入っていたのだろうか。それとも、全く知らなかったのか。

 

こんな話題も、たしか10代か20代の頃興味を持ち、何かで読んだ(あるいは先生から聞いた)微かな記憶があるが・・・

もう遠い彼方のもやの中であるなあ

 

昨日、お歳暮を持ってきた友人(お寺の住職)としばらく話していて思ったことなのだが・・・ボクたちは、仲良くするのがいいことだという先入観のようなものを持ってしまっているなあ。

世間で生きていれば、競争心がむき出しになったり、功名心が顔を出したりするわけだが、(お寺の中での会合でそういう場面に出くわしたときに)口を出さないまでも、そういうことに何方かというと、悲し気な顔をして見ているのだろうなあ、と。ぞの時の自分の顔を鏡に映して見ているわけではないので、想像に過ぎないのだが。

 

そんなことを思っていたら、この他にもいろいろ、生活から染みついた先入観を山ほども持っているのだろうなあ、と。