『種の起原』

だいたい読み終わった。

進化論については、ずいぶんいろんな本を読んできた(ほとんど忘れてしまったが)。

だから、ダーウィンの進化論に拘っているのではないが、たまたま、50年ぶりに、読む機会が訪れた。

進化論自体が進化してきている(たしか岩波新書で木村先生が書かれたものが一番新しいのかな。2年ほど前に、難しくて飛ばし読みをしたのだが・・・もうその本は手元にない)わけだが、観念的なところ(ダーウィンのお父さんかお爺さんも進化論者であった)から、科学的なところに差し掛かったところに現れたのがダーウィンの進化論であろうか。

まだ数量であらわされてはいないが、ダーウィンの本には、たくさんの証拠のようなものが提示されている。序文にもあるように、ビーグル号航海で得た知識が元になっているのだろう。

 

ダーウィンは、進化を考えているうちに、神による創造説を必要としなくなった、つまり、一番最初の生命も自然発生的であったと考えるようになっていったらしい。ただ、『種の起原』を書いたころは、まだ、神様の作り出した生命が、進化し、分化してゆくと考えていたようである。(私は神の創造とかそういう言葉には出合わなかった、ダーウィンは生命が変異し・分化してゆくことのみを考えているようである)

だから、この本が、聖書を信じるか種の起源を信じるかと言うほどの衝撃的な影響を与えたということが、意外な気もする。だいたい、一般の人々にそんなに簡単に読める本とも思えないのだが。

社交界で噂になって広がったのだろうか。・・・そこには沢山の科学者が出入りしていただろうから。

 

抜粋したいところもいっぱいあるのだが、・・・気力がない。

ま。(内容にはまったく触れないでしまったが、)これでいちおう「読んだ」ということにします。

 

続いて、昆虫関係かな。