雑感

今日は久しぶりに将棋の日である

約束に時間になってもなかなか現れない。それで、本尊さんの前で、しばらく待った。

ボクの住んでいるところは狭く、自分の寝起きする所の外には本堂しかない。だから本尊様の前で将棋を指すのである。

壁に、何枚かの写真が飾ってある。仏像の写真である。その写真を見ながら、考えるともなく考えて待っていた

 

昔の人は、仏さまの存在を信じていたのだろうなあ。たしか、道元さんも、お釈迦さまの存在は、今も生きている天人が証明してくれる、と言っていた。

至る所に、立派な像と建物が残っている。それを創った、そのエネルギーは、大変なものだ。ヒトは、仏の住む世界の片隅で生きている、という思いがあったのだろう。

今の人たちは、そういう仏とか菩薩とかを、人間の頭の産物だと思っている。外に現れている仏像や建物は、空想の産物にすぎないと。

今の人と昔の人と、

何方が豊かな世界の中に生きていると言えるのだろうか。

仏は空想の産物なのだろうか。

ヒトは心の世界に生きているのではないのか。心の世界の中には、有りとあるものが存在する。そこから外れるもののないほど豊かなものだ。それを分別して、一部を排除しやせ細ってどうしようというのか。それぞれの所を得させればいいのでは・・・

ちがうか。

 

今日は、彼は30分以上も遅れて現れた。雑談していて、指す時間が無くなってしまった。コロナの事だけでなく、グランドゴルフのこと、地域の事、政治の事など。

来週火曜日は、必ず将棋を指そう、と約束して別れた。

 

プロ野球の放送もないし、グランドゴルフが面白くてたまらないようである。これからすぐその足でグランドゴルフに行くという。