倍率が上がると

見える範囲が狭くなる。これはレンズの広さもあるだろうが、おそらくは私たちに目の構造がこういう風に出来ている。

お金などは、15倍というような高い倍率は必要ない。多分2、3倍の虫眼鏡で十分なはずである。今回覗いていてそう思った。・・・あいにく手元に虫眼鏡はないし、あった時にはお金を覗いてみようというような気が起こらなかったので、確かめられないが。

 

お金を覗くのに15倍のルーペを使うというのは、出来ないことではないのだが、やりすぎのように思う。(偽札を見つけるとか、特別な人はともかく)

 

チンパンジーの‹あゆむ›君は、目にもとまらぬ速さで、1から9までの数字を読み取り、それをキーボードに打ち込む。らくらくと。

おそらくは、木の上で生活し、逆さになったりいろんな姿勢をとっている、そこではそういう能力が自然に発達するのだ。キーボードを打ち込むことは、どのチンパンジーにも出来ることではないが、こういう識別そのものは、どのチンパンジーにも出来ることであろう。

・・・高いところから急降下で水の中の魚を狙う。トンビの視力はどれぐらいなのか、分からないが、私が2、3メートルの距離から魚を見ているのと同じくらいに見えているのだとすると・・・5、60メートルだから、視力は恐るべきものに違いない。

カラスは石を投げられたりした人を半永久的に忘れない、といわれるが、ハッキリ、くっきり見えているのだから、当然かもしれない。

 

ルーペの適切な使い方の話をするつもりだったが、脱線してしまった。

 

地図帳の一番最後に、「世界の地形」というページがあり、そこには海底の様子とか、プレートテクトニクスとか、世界の地震と火山とか、いろいろな図が載っている。

本を2冊も読んだ後なので、しばらく見ていても見飽きない・・・それを思う時、様々な経験をし多くの知識を持っている対象は、見飽きない、聞き飽きないのかもしれない。と思う。

以前オリヴァー・サックスの本を読んでいた時、YouTubeで16歳の荘司沙矢香のインタビュー動画を見たことがあった。山を見ても音楽が聞こえるといっていたのが記憶に残っている。ボクには音楽コンプレックスがあり、とくにうらやましく感じたことが思い出される。

 

話がどんどんズレてゆくようなのでここで止める。年寄りにはよくあることなのだが、纏める力が弱くなり、話の垂れ流しになってしまう、申し訳ない。