石拾い

今回で終わりにするつもりで、拾った。どうしても、似たようなものばかり拾ってしまうのだが・・・。

 

帰りに、図書館で「岩石」と「鉱物」の図鑑を借りてきた。勿論子供用の本である。

ボクのような初心者には、子供用でも難しいかもしれない。

 

それでも、石を眺め始めてから10日が過ぎた。徐々に、石の様子が分かってきたようにも思う。『三つの石で地球がわかる』は随分参考になる。

 

ところで、この本の《はじめに》にこうある。

【生きもののように、石も長い年月をかけて進化しているのです。そして、石の進化とはすなわち、石によってできている地球の進化でもあります。地球が現在の姿になるまでに進化してきた歴史は、三つの石の物語で出来ているのです。】

また、p56には、

【海底の蛇紋岩は、地球上に生命が誕生するうえで大きな役割を果たしたのではないかとも考えられています。中略

最初の生命は、地球が出来てから8億年ほどたった頃に頃、海底の熱水噴出孔で誕生したのではないかと考えられています。熱水の近くに橄欖石があれば、水と反応して蛇紋岩とともに水素を発生させます。最初の生命はこの水素を使ってエネルギーに変え、生活していたのではないかと考えられるのです。】

 

この間読んだ『地球進化46億の物語』ではまだ仮説であった考えが、5年後(論文から10年後)に出たこの本では、すでに当たり前のように書かれてある。

 

・・・・・・・

 

浜辺で石を拾っていると、波の音が、懐かしいもののように聞こえます。石を拾うというのは、貝殻を無視して、石を選択するということなのですが、それにしても、貝殻の多い事には驚きます。

鳥が餌をあさったのでしょうか、貝殻か石の跡のようなものが砂の上に残っているだけ、というのが結構目に付きます。

 

もう少し長い間波の音を聞いていたいような気がしましたが・・・