この前”岩井半次郎氏”のことに触れました

そしたら、今朝彼からメールを頂きました。嬉しいです。

 

実は、彼は今年日本に来る予定があると言っていたので、会えるのを楽しみにしていたのですが、新型コロナ騒ぎが始まってしまい・・・

どうしているかと心配はしていても、何もできないので・・・何もしなかった・・・

 

・・・・ある席で、彼から「トルデシジャス線」という言葉を聞いた。1494年、スペインとポルトガルが、教皇のお墨付きを得て、地球分割協定を結んだ。というようなことだったと記憶するが・・・それは初耳だった。

(ちなみに私は高校で世界史専攻だったのでこんな有名なことは知っていなければならないはずなのだが、そのころドストエフスキーに捕まってしまって、身動きできず、勉強どころではなかったのでした)(私は結構近視眼的に対象に密着する傾向があり、他の事が見えなくなる)

その他にもいろんなことを教えられて・・・あまりにも「ものしらず」なことを恥じた。

 

岩井氏は、大航海時代の、宣教師が日本にやってきて去ってゆくまでの間に絞って、研究しているらしい。ペルーに移住したのも、ペルーに残っている日本人関係の資料を探すためだったのかもしれない・・・そこで人はどういう生活をしていたのか、想像したりするのが楽しいらしい・・・歴史小説家とほぼ同じ楽しみであろうか。

 

・・・・

 

ボクは・・・手あたり次第・・・興味任せ、かもしれない。

「近代ヨーロッパの情熱と苦悩」を読んでいて、「プルードン」に興味を持ち、『プルードン・セレクション』(平凡社)を読み始めた。アナーキストらしい。・・・そのなかに、ルソーを貶しているところを見つけた。嬉しくなった。

ぼくは、ルソーは胡散臭いなあ、と思っていたのだが、ルソーを悪く書いた本に出合ったことがなかった・・・

それで、ホッブズやロックなどを読んでみて・・・民主主義とは何なのだろうかと思っていたのだが・・・近頃は、貴族主義の纏っている衣、のようなものではないかと感じている。

纏うには見栄えのする好い衣だ、だからルソーに飛びついたのだろう・・・

プルードンでこの辺の事が少しハッキリするかも知れないと、期待している。ただボクには少し内容が難しすぎるのだが・・・

 

・・・ボクにはあまり時間が残されていないように思う。今、若くしてなくなる人が多いようだが、ボクは、リタイアしてから、時間が惜しくなってきた・・・というより岩井氏に出合った頃から、かもしれない。未知の大海を目の前にしている、感じか。

最初は、「言葉」だったな。

・・・・・。知らないことばかり、だ。