最初に反省

昨日はちょっと大人げなかったかもしれません。

『侵略者が何を言うか』というような、自分が「侵略される側」のような、感情が沸き起こってしまった。・・・侵略される側は・・・たまらない。

 

「トルデシジャス」もそうだ。侵略側が勝手に領分を分け取りする約束をして、宣教師を送り込んで、裏切り者を作って手引きをさせようとする・・・自然に、感情的になる自分が其処にいた。「ま。義を見てせざるは勇なきなり」とでも言うのであろうか。勿論何もできなかったし、しなかったのであるが。

このとき、「裏切り者」として白羽の矢を立てられた人々は、ちょっとかわいそうであるが・・・大抵純朴で心の優しい者が生贄だ・・・

 

『SF』の世界で、侵略者は大抵喜んで迎えられるということはない。A・C・クラークのSFには、喜んで迎えられるものがあったな。・・・侵略者が、芸術が分からないで寂しがるというような・・・逆手に取ったものであった。

 

大抵は、圧倒的に強力な侵略者から、隙を突いて盗みでも何でもアリで、それこそ、敵のお人よしをだまし・・・ま。紳士的ではない。

 

騙しあいの世界だ。・・・世界がそうだと思い込んでいるのだろうか・・・?

日本は、戦艦のような島国だから安全で、長い間騙し合いとは無縁だったから、卑怯な!と思うのだが、騙し合いが世界標準なのかもしれない。

 

ま。今の人たちは、論争好きに教育されてきているようだから、ボクたち年寄りとは違う感想があるのだろうとは思うが。

 

嵩にかかって論争を仕掛けられているようなのは、ちょっとね。

感情的になっては、思うツボだろうね。反省

 

・・・・・・

 

クールベさんの絵画を眺めていると、裸体画が凄く多い。これは、彼が、もてはやされて、肖像画をたくさん書くようになりお金も沢山稼ぎ出すようになって、女性との付き合いが派手になった結果らしい。

もともと型にはまらない作風だった。美しいとは思わないが、圧倒的な存在感というか、重量感が感じられる。ま、そういうのが美しいのだ、と主張しているのかもしれないが。

私は「ハンモック」というのが気に入ったのであったが。たしか画集の表紙などにもなっている、クールベさんの代表作なのかもしれない・・・あるいは日本人好みなのか。

樹の間に吊るしたハンモックの上で少女が微睡んでいる。余りの重さに、大木もハンモックも苦しそう。という感じだ。もろに重力を感じさせる。

 

ここで「クールベさん」と書いたのは、「こんにちは、クールベさん」という作品も、かれの反り返るような自信が感じられて、面白いからである。

 

・・・・・・・・

 

朝、寒くて目が覚めるようになりましたね。もう、お彼岸ですものね