私事

もう2か月ほど前の事である。将棋の先生のKさんが、2、3日前の事を話してくれた。

「トンネルに入ってすぐに突然、ライトが消えエンジンが止まってしまい、大変だった。連絡しようにも車のそばを離れられないし・・・(三角表示板を積んでいない)(携帯も持っていない)・・・如何しようかと困っているところに知人が通りかかって停まってくれて助かった」

 

トンネルの入り口付近は上り坂になっている。アクセルを吹かしてライトを点けたところで、電気系統がダウンしてしまったのである。中古だと電気系統は危うい。特にここは海に近いから。

 

しかし大したことがなくてよかったね

ということで話は済んだのだが、

私の車も、彼のに劣らず古いからなあ。何時何が起こってもおかしくない。

 

・・・じつは、電気系統の不具合ではボクにも経験がある。5年前、引っ越しの荷物をたくさん積んでいた時に、上り坂で突然スピードダウンして、あわてて走行車線からトラックレーンへ移動した。スピードはダウンし続け、結局40キロ以下ぐらいまで落ちてしまった。止まるかと思えるほどであった。

後で修理に出したら、3気筒のうちの一つがプラグではなく電気系統が原因で点火しなかったという。

 

少し年式の新しいのに買い替えようか・・・と思って、それとなく周りの車に注意していると、ホンダのNbox,ダイハツTanto,スズキSpeciaがやたらと多い。

これらの新しいものにはどれも衝突防止装置が付けられている。決して安くはない。勿論誰もが新車に乗っているのではないだろうが、このごろ新車が多いように見える。

 

年寄りにそんなにお金が余っているとは思えないので、無理して買っているのだろうと思う。年寄りは皆それとなく、安全性に気にかけるようになってきているということだろう。あるいは子供たちが気にして買い替えさせているのか・・・

 

私はそういう新しい軽を買う余裕はないのだけれど、まだメーカー保証のついているか、切れた直後ぐらいの車に乗ったほうが安心していられる。お金よりも安心が大切になってきた。(それは自信がなくなってきた裏返しであろう)

・・・・・・・

 

実は、もう長距離ドライブは卒業しようかと迷っていた。2年前(去年?)渋滞で接触事故(軽く触れただけで双方とも修理は必要なかった)を起こしたショックが大きかった。

 

12時間(休憩込み)走るのはもう止めた方がいい。何処かで気が緩む。と感じた。

 

そういう時に、コロナ騒ぎが起こり、公共交通機関に長時間乗るのは暫くは、止めた方がいいと思うようになった。(私には軽い気管支炎がある)

 

それで、今乗っている車に何の不足も感じていない(むしろ愛着を覚えているのだ)が、親の墓参りに、少なくとも年に二回ほど行きたいので(それもあと数えるほどの事だろうが)

やはり新しい中古を買うことにした。故障の不安なしに走れて

寝袋を積んでいって、途中で2、3時間仮眠が取れる室内の広さが欲しい。

・・・値は一桁下ということで。

 

(・・・途中で宿に一泊するのも考えたけれども、これもコロナ騒ぎで保留である)

 

杞憂かもしれない。まだまだいけるゾ、と思いたい気持ちと相半ばするのだが、

・・・私は案外小心者らしい。