『仏陀』

ヘルマン・オルテンベルク 初版1881年

帯に「ニーチェが読んで刺激されたブッダ論」とある。翻訳者には木村泰賢の名がある。ずいぶん久しぶりに聞く名前である。東京の「般若道場」で坐禅を始めた時、先輩から、つまらない本を読まないで「木村泰賢全集」を読みなさい、と言われて読んだことを思い出した。

 

図書館の本を借りて読もうと思ったが、見つからず、やむなく購入。ちょっと高価であった。

 

振り返ってみるに、西欧人の書いたブッダ論というのは読んだことがなかった。

 

まだ読み始めたばかりだが、なかなか面白い。日本人ではここまで突き放したようなことは書けないかもしれない。

研究資料を丁寧に読んでいる、という感じである。

ちょっと、解剖して(あるいは発掘して)部品をつなぎ合わせているような感じもある。

 

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今朝は25℃近くあるのではないだろうか・・・この前は5℃ぐらいだったのだから、驚く。こういう揺さぶりは老人には対応が難しい。

 

昨日は、散歩に行かずに本を読んでいた。読み始めた『仏陀』がなかなか面白いのである。

散歩から帰ると、眠くなってしまい、何もできなくなるので・・・。

途中で出合うと時々立ち話をするおじさんは、散歩を一日2時間、午前中1時間、午後1時間と言っていたが、私は30分の散歩で疲れてしまう。その散歩も毎日は出来なくなってきたな