初雪・雪景色

昨夜寝る頃から随分冷えているなあと感じた。外を見たらうっすらと雪が積もっている。明日朝の景色はどうなっているか、と思った。

夜、トイレに2度起きた。いつもより毛布を一枚多く掛けて寝たのだが。

(もっと寒くなってくれば、寝袋に入って、そのまま布団に入ることになる)

 

朝。積雪3センチと言ったところか。正直ホッとした。

 

いつものように朝のお勤め(今朝は本堂の室温が9℃。14℃に設定してストーブを焚いた)を終えて風呂・温泉に入る。

いつもの事だが、湯船につかりながら、こんな贅沢をしていいのだろうか、という思いが過る。

 

しかし、他にどうしようもない。

ちょうどペルーで風呂に入りたくてもどうしようもなかったように。

 

その場その時が自分とセットなのだから、ただ受け入れるだけなのだが、やはり貧乏人根性が出て朝風呂はいまだに過剰に意識される。

 

眉村卓氏の事を考える。少なくとも、少年向けのテレビドラマと、今回の「この果てを知らず」とは、矛盾はない。ということは、かれは、もともとがこういう考え方になじんでいたということなのか。ちょうど私が「この果て」を考えないことになじんでいるように。

 

まあ、あの作品の半分は体験だろうと思って読んだ。老齢で起こる様々なことなどはすべて体験だろう。気絶する、これは私は数えきれないほど体験したのだが(断食をしたときに、立ち上がるとそのたびに意識を失い、畳の上に倒れている自分を見出したのであった。若かったので限界ギリギリに挑戦という気があった)眉村氏も頻繁に気絶している。・・・

・・・ただ、彼の年まであと十数年あるので、何とも言えないが、幻聴も幻視も本当だろう。

私も、今朝だったか昨夜だったか、本を読んでいて、突然すぐそばに、いままで聞いたことも無い女の人の声を聞いた。おもわずその方向を見たのだが、勿論、誰も居ない。

・・・初めてのことである。

まあ、近頃何十年ぶりで、夢など見るようになってきているので、身体が変化してきているのだろうとは感じているのだが。

 

そうとう長い間、なだらかな坂を上り、そして下っているように感じていたが、いま、下りの階段に差し掛かっているのかもしれない。

 

今日も一日雪マークである。

 

やっと接心の疲れが抜け、体調が戻ってきているので、散歩したいところだが、

寝転がって本を読むことになりそうである。