『消滅の光輪』つづき など

まもなく読み終わる。あと150ページほど。

起承転結が極めてハッキリしている。今、転から結に移ったところか、移るところか、と感じている。

転のところは実に鮮やか。

 

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・・・『その果てを知らず』が、実によく似ている。この司政官が老人になって死ぬ直前を描いても似たようなものになるのだろうなあ、と感じながら読み進んでいる。

 

昨日は一気に350ページ程読んだことになる。ちかごろ珍しいことだ。

 

お釈迦さまは、この世界が滅びたら私はどうなるか、というような問いには答えなかった。でも、おしゃか様自身が出家した動機は、老死の問題であったと言われている。

だから、禅問答ではよく出てくる問いである。

 

この眉村卓氏の問題意識の大きな部分はやはりそれだったのかもしれないな、と思う。

奥さんを亡くしたときから始まったのではなく、多分作家になる時から。

 

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明日は冬至である。これから少しづつ陽ざしが強くなってくる。もうあと十日ほどで今年も過ぎてゆく。はやいなあ。

 

ここは、軒下を除いて、ほとんど雪は消えた。でも、雨が降っているので、散歩は難しそうだ。何百年に一度の惑星の接近があるらしいが、これも見るのは難しそうだ。

 

さて。続きを読むことにしよう

 

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読み終わりました。予想していたことと少し違いましたが、面白かった。

内容については省略します。