正月に読もうと思って、軽い読み物を借りてきた。まあ、もう読み始めているのだが。
『1812年初版グリム童話』(小学館文庫)・・・何ゆえの「初版」なのか気になった。
あれ?グリムとはこんな感じだったっけ?
ずいぶん残酷な感じだが・・・
世界の歴史などを読んでいると、陸続きの国々ではずいぶん沢山の異民族の交代が行われているので、まあ、分からないではないが・・・友と敵(味方のふりをする)という発想も自然なのか。
でも、ちょっとショックである。
同時に『ミステリー傑作選』というのも借りてみた。BORDER善と悪の境界 という題のついている2013年発行の講談社文庫。
この中の「曽根啓介」という作者の「老友」というのを読んだ。まあ、題名に引かれて最初に読んだのだが、ちょっとショックである。グリムなみの。
鮮やかと言えば鮮やかなのであろうが・・・。
その他に『地上最後の刑事』(これは外国の作品 ハヤカワミステリー)というのも借りた。あと半年で巨大小惑星が地球に激突する。悲観して自殺する者などが沢山出ている時に、自殺に見せかけた殺人の疑いがある事件の捜査をする若い新米刑事という・・・面白い設定なので、読んでみようと。
(これは病気で余命半年と宣告された主人公”俺だけが死ぬ”とある意味逆の設定なのだ)
それから『迷走する民主主義』(ちくま新書)これは近頃の日本の様子を書いた本のようである。
これも一種のホラーであろうか。
その他にも、いろいろ。
正月休みなので、借りられる期間はやく1か月である。延長をすれば、さらに2週間。
ヒトにも会わず、部屋にこもって退屈しないためには、娯楽の類も必要であろう。
ホラーというのは良い趣味ではないかもしれないが。