ニトロール つづき

だいたい効いたかな

背中が痛む最中に口に含んだ。

背中の痛みが凍り付いたようになり、胸の痛みも同じ。

30分経過しても同じようであった。

朝起きたら、痛みは消えていた。ひさしぶりに、解放感を味わった。

何もないということの解放感。

禅語の「好事も無きに如かず」「無事これ貴人」とかという言葉を思い出した。

 

 

カテーテル検査で異常がなかったのに、どうしてこういうことが起こるのか。

・・・薬が効いたということは、狭心症には違いない。・・・

 

先生の見立ては;よく見ると、血管の僅かに細くなっているところがある。 これが血流を悪くしているとしか考えられない。

ということで、別の薬を頂いてきた。

 

2週間後に、また診察を受けることになった。

 

・・・・・・

 

しかし、気を取られる、心臓の痛みや胸のつかえがないというのは、なんと有難い事か。JRで出かけたのだが、往復する間『この国のはじまりについて』(司馬遼太郎対話選集1 文春文庫)を面白く読むことが出来た。