中公文庫 著者 西鋭夫(にし としお)
去年か一昨年の秋に購入した本である。途中で投げてしまっていた。
自分のタイムリミットが迫り時計が動き出しては、読まないわけにゆかない本である。
今日病院の待合室と、行きかえりの汽車の中でよんで、100pあまり進んだ。あの気の散る環境の中ではよく読めた方である。
全部で550ページあるので何日かかかりそうである。
若い時にマークゲインの『ニッポン日記』を読んだことを思い出した。そうとう考えさせられた記憶があるが、もう詳しい内容は思い出せなくなっている。
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今度は、70日分の薬を貰ってきた、ということは、長い付き合いになるということだろう。
今日は暖かかった、若い人なら半そででも暑いぐらいかな
明日は多分雨になるのではないだろうか
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今年は仏像彫刻に挑戦してみようかと考えている。まあ、こんな気持ちになったのは初めてである。今まで彫刻刀は握ったことがない・・・小学生の時以来か。
手元に薬師如来の作りかけの仏像がある・・・光背もなく台座もない。本体だけ。
これは私の師匠の義理の母親が彫ったものである。娘の連れ合いの健康を祈願して彫っていたのだが、事故で遷化してしまった。彫る意欲を無くしてしまい、それでも本体だけは彫り上げて、縁のある私にくれた(あずけた)ものであった。
私は手元に置いて時々手を合わせ・眺めたりしていた。ペルーにも持って行った。
貰って(私の手元に来て)からもう10年ぐらいになる・・・今頃になって
私が完成しなければならないのではないか、と思うようになってきている。のである。
フッとそんな気持ちになった。おかしなものである。