仏像彫刻について

私の知人に仏像を彫る人が居る。60で退職したときを機に始めたのである。もう20年以上も前のことである。

この人の縁で、この人の師匠に、お寺の仏像を彫ってもらったことがある。

そういう気になったのは、そのサークルの展覧会に招待されて見に行った時に、その先生の作品を見て気に入ったからであった。ボクは仏像など見ても分からないのだが、線が綺麗だと思ったのであった。(ちなみに私は書でも楷書が好きである)

 

私の持っている「お薬師さん」の台座は、先生に頼むわけにはいかない。なぜなら、生徒の作品のようなものだからである。思いはあっても、技術は未熟な作品だ。(家庭の主婦が娘の婿のために彫ったのだから)

 

それで、機会があったら、この友人に頼もうかと思っていた。しかし、この友人は友人で、自分の彫りたいものがあるらしかった。・・・そして、年月を経過するうちに何時の間にか歳をとり、頼みにくい年になってきているのである。

 

本体を頼むのではなく、台座を頼むというのは、正直、頼みにくく、言い出せなかったということもある。

ちなみに、この友人には、7,8年前に、彼の彫った達磨さんを貰った。いまでもここに飾ってある。彼が彫りたかったものの一つが達磨さんだったようで、何体か見せてもらい、その中の一つを頂いたのである。

 

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市民講座の申し込みはしたが、許可になるかどうか。そういうモノを作れる技量を得るのにどのぐらいかかるものなのか・・・