『琅琊榜ろうやぼう』 

結局、一週間。ぶっ続けに見ていたことになる。

よく分からなかったところがハッキリし、ずいぶん分かるようになってきた。と同時に、粗も見え、字幕に対する疑問も発生した。もちろん言葉がまったく分からないので、日本語としてのそれである。

 

主人公が周到な準備をして風雨(雲)を起こす。どれだけが準備で、どれだけが不測の事態なのか、ということは、二回見ないとよく分からなかった。

 

まだ見終わってはいないが・・・心臓がチクチク痛むようになってきて、まあ、ペースダウンである。・・・疲れてしまったのである。ただ見ているだけなのだが・・・

 

忠臣蔵』が日本で人気があったのは何時までだったろうか・・・

密談の場面は多かったが、幕府側との折衝・議論の場面はあまりなかったか、見ごたえがなかったような・・・

それに対して、『琅琊榜ろうやぼう』では、議論が、大きな魅力である。見ごたえがある。

さらに、敵役がなかなか(これなら主役は大根でも務まる)。後宮の暗躍も見どころか

 

日本でも、戦国時代あたりのドラマだと、議論が大きな部分になるのだろうが・・・史実では架空の話には及ばないか

 

・・・・・・・・・・

 

昨日電話があり、4月開講の講座で、仏像彫刻を始められることになった。

 

・・・・まあ、何年かかるか分からないが、台座と光背とを付けて、薬師如来像を完成してあげたいと思っている。

娘婿の無病息災を願って彫っていたお薬師さんだったが、その娘婿が事故で亡くなってしまい、彫る気力を無くしたお母さんが、私に預けた・・・10年以上も前のことである。ながいあいだ手元に置いていたのだが

・・・

今年3月初めに、フッと、完成させてあげたいな、と思うようになったのである。

 

どういう縁なのか、以前のお寺では、本尊の正観世音菩薩像の修復をすることになり、また、新しい観世音菩薩像(仏師に無理なお願いをして坐禅をしている像を創ってもらった)を新しい建物に安置した。

今は、薬師堂の堂守りをしている。これは勿論、友人の好意で住むことになっているのだが、この未完成のお薬師さんに導かれてここに来ることになったのかもしれないのである。・・・そして今

薬師堂に住んでいて、未完の薬師像を完成しようという気持ちが起こってきている。

面白いものである。・・・操られているのだろうか