一応読みました。難しい。
読んですらすら納得するという本ではない。
が、ボクの子供の頃を思い出した。
薪取りの手伝いに山の中に入って行ったり(いっちょまえに背負子に2把ぐらい焚き付けを背負って帰った)、炭焼きをしているおじいさんのところに弁当を届けるおばあさんの後をついて行ったり、春には沢山の人と一緒に、食べられる新芽を摘みに出たり・・・山はすごく身近にあった。
・・・夜は暗く、それこそ真っ暗。フクロウの鳴き声などはちょっと怖かった。トイレは外にあったのだが、行くのが怖かったな
・・・違法な霞網で小鳥を取ろうという相談をする年ごろに、都会に出てしまったのだが。
日本列島の先住民の生き残りが、山の民の一番古い層なのか
落ち武者のような人々もそうなのか
性格的に集団生活に適応できなかった人々が、山に入ったのか(今なら蒸発)
攫われて山に入ったのか
山の神とか天狗とかも住んでいるが・・・
様々な理由はありそうだが、餅とかおにぎりとかが大好きのようだ。
確かに木の皮をはいで食べたり、タケノコを生で齧ったり、動物や昆虫をそのまま食べるような生活をしていれば、餅はご馳走だろうなあ。いま現代のボクだって餅は好きだ。
長い間に少しづつ山を開いていった中で、いろんな思いが重なって、いろんな話が残ってきている・・・もうそれも忘れ去られてしまった話なのだろうなあ
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引き続き『山人考』『遠野物語』を読み進む。遠野物語はずいぶん昔に読んだ記憶があるが・・・。
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今日は暖かかった。半そででいいぐらい。が、まだ手元に出してない。