『中国の歴史3 魏晋南北朝』読みました。

これはこれで面白いです。が、宗教関係がまったく無視されているのが、気になる。

因みに、『世界の歴史4 唐とインド』(中公文庫)は、塚本善隆さんの書かれた本だが、ここには仏教関係の記述が溢れている。これほどではなくても、まったく触れないというのは、一般書としてはどうなのだろうか、と。

 

南北朝、隋唐は仏教が社会の各層に浸透し、その文化が、時代文化の先頭をきって、建築、絵画、彫刻、音楽等々あらゆる芸術の世界を仏教色でぬりつぶしていく。南

北朝隋唐時代の理解は、仏教を無視しては不可能である】P113

とは塚本善隆さんの言葉である。

 

この数百年には、人材登用の方法として、科挙が生まれてくるまでのくるしみのようなものが、感じられる(描かれている)。

貴族階級が生まれ、退廃してゆく。外戚、宦官、権力者一族・同族の争い。権力をめぐっての果てしない闘争。漢族と異民族との闘争と同化。・・・

 

引き続き、『世界の歴史7 大唐帝国』(河出文庫宮崎市定さんの本の続きを読もうとしている。同時に、塚本善隆さんの本の続きも。

 

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・・・・親父は、ドラマ『鬼平犯科帳』を何度も見ていたらしい。それも、同じ話を何度でも。・・・ボクも、似たようなものだ。

この時代に関する本を、そうとう読んでいる。そして読み始めて50年になろうというのに、まだ飽きないで、同じ本を読んでいる。

読みはちっとも深まって居ないだろう(読む傍から忘れる)と思うが、相変わらず、興味深い思いを抱いて読んでいる。

 

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ここに移って1か月が過ぎた。・・・まだ一度も散歩をしていない。

人が多すぎる。車も多い。・・・ゆっくり歩ける場所を探すには、まず歩き回って見なければならないのだが・・・。