あきらめもせず、読んでいる。遅々として進まないのだが。
第一部の最後の章「思考と道徳の問題」長さにして50ページほどだが
面白く読んだ。自分の若い時の葛藤が思い出された。
ボクは、手が後ろに回るようなことをしないでここまで来れたことを今でも奇跡のように感じているのだが・・・17から20歳ごろまでの、球体に閉じ込められたような閉塞感を思い出した。当時哲学書などを読み漁っていて、「言葉」に閉じ込められてしまったのである。
どうして脱出できたのかは、この文書と直接つながらないのでここには書かないが、
ソクラテスが裁判にかけられた様子は、想像できる。
ソクラテスとプラトンの違いというか、プラトンが何を学んだとアレントが思っているかも、興味深い。
禅も、正師に会わないならやらない方が良い(禅天魔という言葉があるくらいだ)と言われるが、哲学も似ている(ニヒリストとか)のかも知れない。
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トマトの苗、花が咲いた。茄子も蕾が出来ている。支柱を立てる必要がありそうだ。