雑感いろいろ

『絵画で読む聖書』だいたい読ませてもらいました。

ボクは、普通のつもりでいるのだが、多くの先入観を持っていることをあらためて考えさせられました。

その一つは、宗教は倫理的である、と思っていたことです。

 

そういう宗教もあるだろうが、一概にそう決めつけてしまえるものではないようだ。

ユダヤの神は、ずいぶん依怙贔屓が激しい。嫌われたら終わりだ。好かれれば、何をしても許される・・・独裁者と奴隷の関係かな。

エスさまにもそういうところはあり、イスカリオテのユダは、しかとされて、裏切ってしまった節もあるような・・・。

 

現在から過去を断罪してはならない、とはよく言われることだが、なかなか難しいね。つい、批判的に見てしまう。

 

著者の中丸明(本名 栗原裕)氏は、キリスト教の中で大人になった方のようで、ずいぶん藻掻いたことがあるような感じを受けた。

著者に少なからず興味を覚えて、『プラド美術館』(新潮選書)を買った。また、「スペインを読む事典」を注文した。

キリスト教(西洋と言ってもいいかも)と格闘した跡が、どんな形で現れているのかな。

 

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7月に入って、セミが鳴きだした。ボクはいつもセミの声を聴いているので、部屋の中では分からない。歩いている時には、気が付く。歯医者からの帰りに、ニイニイゼミのたどたどしい鳴き声を聞いた。

 

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トマトが、本格的に採れるようになってきた。ミニスイカ、実がなる花が咲いた。35日後には収穫できるはず(カラスに狙われなければ)。お盆のお供えにしようと考えているので、少し早いかな、とも思うが・・・。あと一週間以内に、もう一つ花が咲いてくれないか。

 

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歯は、手遅れかも知れない。骨が侵されていて、次々ダメになるようである。

思い返せば、10年以上前から、注意はされていたのである。

痛みがなかったり、痛んでもしばらく我慢していると消えてしまったりで、歯医者嫌いもあり、治療が遅れた。

まあ。悔やんでも取り返しはつかない。

老化の現実を、一つ一つ、受け入れてゆくだけである。