初めての「入歯」

まあ。歯磨きもいい加減だったし、歯医者も嫌いで行かなかったし、自業自得ではあるが、次々に歯がダメになり、入れ歯を入れることになった。

今日。それを、入れてきたのだが・・・何をかいわんや!

 

歯医者で診察台の椅子に座って、出来上がった入歯を見せてもらった時から、悲しいような寂しいような・・・景色ががらっと変わってしまった。

 

仕方ないね。

医者の言うことには、あまりに不養生が続いたから、これからも次々とダメになり、近いうちに全面的に入歯(総入れ歯)にしなければならないかもしれないね、と。

今の状態に慣れるまで3か月ぐらいかかるかもしれないが、そうして徐々に慣れて行けば、総入れ歯になっても、きっと適応できるだろう、と。

 

励ましてくれているのだろう。ボクがすこし落ち込んでいるようだから。

 

帰ってから、おにぎりを食べてみたが、噛んでいても噛めているのかどうか、分からない。隔靴掻痒という言葉があるが、そんな感じか。

 

不可逆的、という言葉が浮かんだ。元には戻れないのだなあ、と。

 

50代の中頃から、出来なくなることが増えてきて、今。

噛むことが思うに任せない。

噛んでも、噛んでいるという感覚がない。

そりゃそうだ。ボクの歯が噛んでいるのではなく、入れ歯が噛んでいるんだもの。

 

・・・・・

 

次は・・・間もなく頭もボケてくるのか・・・

ボクにはまだまだ、勉強したいことがあるので、

毎日を有意義に使いたい。・・・疲れたなどと弱音を吐かないで。

何時かいかれてしまうのだろうが、それまでは、ともかく。

 

しかし、すぐ疲れる。眠くなる。昔からガンバリがきかないのだよなあ

近頃はとくに。