あれからもずっと韓国ドラマを見ていた。
『プロファイラー』のあと、
『ウォッチャー 不正捜査官たちの真実』60分×16回。
『ミセン 未生』60分×20回。
ミセンは、総合商社の営業第3課が舞台で、なかなか面白い。大卒で語学も3か国語ぐらいは話せないと務まらない場所に、長い間囲碁のプロを目指していて目前に挫折。学歴は中卒、資格試験で高卒の資格を取った、自国語しか話せない26歳の男がコネでインターンに入るところから、話は始まるのだが・・・。涙あり怒りアリ笑いあり。脇役を務める役者はみななかなかの芸達者、ストーリーも、いい。
主人公は大根のようだが、それがまた役にハマっている。
セクハラ、パワハラが凄い。10年前の作品だから、あんなものなのか。それとも、
韓国は儒教社会だから、そんなものなのか・・・。
全体的には、いかにも華厳経の浸透している社会という感じも受けるのだが・・・。
韓国のドラマもまだ5作ほど見たにすぎないが、疲れた。一休みである。
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『プラド美術館 絵画が語るヨーロッパ盛衰史』新潮選書
読み始めてかなりになるが遅々として進まない。ちょっと下品すぎるところが多く、立ち止まってしまうのである。ただスペインという国の特異な性格が浮かび上がってくるような。
【レコンキスタというものの実体は、「モーロ人の国」を少しづつ切り取って、スペインの植民地にしていくということであった。】p101
スペインは、どうやら、イスラム教から解放されたのではなく、キリスト教の植民地になっていったということのようだ。それなら、異端審問も、アメリカで現地人が改宗しない限り人間扱いがされなかったことも何の不思議もない。プラド美術館の収納作品の大半が宗教画であるという特異性も納得。
ペルーで「トルデシーリャス条約」の事を聞いてから西洋史に興味を持ち始めたのだが、今回、この本で「バリャドリードの大論争」1550年 のことを知り、いろんな知識が、面白い繋がり方というか、忘れかけていたことがいろいろ思い出されて、久しぶりに目が覚めたような・・・。
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台風が過ぎて、急に寒くなってきた。今朝は暖房が欲しいくらいである。