井沢元彦著 徳間文庫
この本は、2011年出版ということになっているが、かなり前、中東で紛争が多発していたころ(1991年に湾岸戦争だからその少し前の頃か?)、本屋で見た覚えがあるので、単行本はそのころ書かれたのだろうと思う。
第一章 和の世界
第二章 ユダヤ教の世界
第三章 キリスト教の世界 (いまここ)
この第二章のところに、「ホロコースト」のことが書かれてあるが、ここの記述は簡潔で分かりやすい。内容も適切だと思います。
第一章の、「和」についても、教えられることが少なくない。
いままでこの著者の本は手に取ったことがなかったのです(ボクは脚注がついているような本を好んでいた)が、最後まで読もうと思っています。
これはこの前読んだ『朽ちないサクラ』の続編というか、最初からこの本を書きたかったので、「朽ちない」はそのプロローグのようなものだったのかもしれません。
この本を読んでいて、もうほとんど忘れてしまったのですが、韓国映画の「監視者」という題だったか、あの記憶力抜群の女主人公を思い出しました。
人物設定が似ているというか、似すぎているような・・・。
読み物としては面白い・・・半日で読んでしまいましたから。
『日本語のしゃれ』
まもなく最後まで読んだことになりますが、あまりに時間がかかったので、最初のほうから読み返す必要があります。
落語をやっている人などには分かりやすい本なのでしょうが、ボクにはとても難しい。頭の体操になるような・・・
この本を書いた鈴木さんの真似はとてもできない。「藤岡屋」でもそう思いましたが、あらためて、讃嘆。脱帽。
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知識なんて、酒粕のようなものだ、という考え方もあると思いますが、
自分では、動けば他人のお荷物になるのではないかと心配するようになってからは
読書はほとんど唯一の楽しみ、仕事です。
有難いですね。ボクのようなものにも分かるように書かれてあることが。