望月諒子 作 集英社文庫
昨日読み始めて、まもなく一日。やっと半分ほどである。
文のつながりなどで読みにくいところがあり、自然に注意深く読むことになるのだが
一か所、校正ミスを見つけた。近頃の本では珍しい。
ボクはこの作者の作品はこれが三作目だが;
幾つかの事件が絡み合い、もう一度読み返さないと分からないところが出てきて、途中で前の方を捲ったり・・・。話がちょっと入り組んでいる。
内容に触れるのはいけないだろうからこれ以上は書かないが、
木部さん(このシリーズの探偵役のフリーライター)はますますおばさんらしくなってきて・・・松井保は、よく描かれているとおもう。ボクは彼によく似ている知り合いを思いだした。
・・・人物もよく描かれているように感じる。
面白く読んでいます。
『日本語のしゃれ』を読み終わったら読むつもりで購入した。
訳者の補足説明が、おそろしく細かい文字で・・・若い時にはこれでよかったと思うが
この年になると・・・どうしようかと考えている。
鳥取にいた時分に、ルーペをいくつか手に入れていたのだが、引っ越しのどさくさの中でどこに行ったか、探さねばならないような・・・。一個見つけた。やれやれ。
本も、ボクたちと歩調を合わせて歳をとってきているようだ。(『醒睡笑』は昭和39年発行)・・・紙の本はボクたちが消えれば図書館にしかなくなるのかも知れない。