マルサス『人口の原理』

全19章の内の10章まで進んだ。

 

ダーウィンの『種の起原』の話の展開にかなり似ているなあ

それはそれとして、今は。

読んでいるうちに、確か去年の末ごろに、人口が80億を突破したというニュースが流れたことを思い出した。ボクらが中学生の時には確か36億ぐらいだったから、すごい勢いで増えてきたことが分かる。

日本では人口減少が問題になっているので、一体どこで増えているのかということが気になるところではあるが・・・

 

このマルサスの本では、食料とぞれを食べる口の数の問題だけが注目されているのだが、現在は、それだけではなく、環境問題(二酸化炭素の排出・温暖化、森林の伐採、水産資源の枯渇、動植物の絶滅、国土の砂漠化などなど)が大きな問題になっている。

確か、2080年ごろには世界の人口は減少に転じる可能性が高いと予測されているのだが、それでもそのころは100億近い人口を養わなければならない。

 

このあいだ〈昆虫食〉が話題になっていたが、その昆虫も、十分確保できるかどうか。

宇宙船の中では、排出したものを浄化して、また口にするという研究が進んでいるような話を随分前に読んだことがある。確か火星に行くときには、そういうことがどうしても必要だという事であったような気がする。同時に進んでいる、宇宙船の中での長期滞在は話題になるが・・・

・・・100億の人口を長期的に養うということになると、循環型の社会ということにならないと資源の奪い合いが激しくなりそうだ。

それから・・・人口の増えるところと減るところがあるので、地球内部で人の世界的な移動がこれからどんどん推進されるのだろうか・・・それとも人口減少社会ではAIの活用という方向を模索するのだろうか・・・人口の増加する地帯は貧困の中に取り残されるのか・・・

 

まあ。乏しい知識では何ほどのことも思いつかないのだが、『人口の原理』を読みながら、つい頭は勝手に妄想の世界に入り込んでしまう。(もう少し先まで、あれこれ思うのだが、自分の年を考えると、笑われてしまいますね)

 

・・・・・・・

 

新芽の伸びるのは速い。見ているうちにも、伸びるのが分かるような気がするほどである。

今日あたり散歩すれば、桜吹雪の下を歩くことになりそうだが・・・

 

・・・先日は、5000歩ほど歩いただけなのに、のこり500歩ほどは、足が怠くてなかなか前に進まなかった。ちょっと焦るほど。

これは、冬のあいだあまり出歩かなかったせいだろうと思うのだが、さて。

これから大いに散歩するべきなのか

現状維持に努めるべきなのか(一度落ちたのは回復できないと考えて)

大いに迷うところである。(とは書いたが、ボクは、本音では、この歳になれば一度落ちたのは戻らない、と思っています)