『孔子』

角川ソフィア文庫 著者 加地伸行

 

これは2016年5月に一度読んだ本である。

そのとき、大いに感心したことを覚えている。

今回、もう一度読みたくなった。

というのも、若い時には一度読むとかなり長い間覚えていたのだが

今は、直ぐに忘れてしまう。いい本だったなあ、ということは覚えているのだが

内容はあまりおぼえていない。

ちょっと寂しいので、また、手に取っている。

 

此処には、孔子さまではなく、等身大の孔子さん、が、描かれているように思う。

両親は身分が違う(父に平民、母は平民よりさらに低い原儒者という位置づけ)ので一緒に住めなかったらしいことや、愛弟子顔回が、母の親類筋であったのではないかということや・・・聞いて納得。

お坊さんの世界でも、普通のお寺の住職と、仏教の専門家とは少し違う。その辺の事情と重なって、興味深い。