『アレント入門』(ちくま新書)

やはりボクには難しすぎるようなので、入門書を読むことにした。

このちくま新書の著者は『責任と判断』の訳者でもある。今それを読んでいるところでもあるので、購入した。

今第三章まで読み終えた(あと一章残っている)。大体は理解しながらここまで来たつもりではいるが、完全にスッキリしたわけではない。

・・・理解することと腑に落ちることは違うから・・・。

 

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若い頃は、どんなことも時間さえかければ理解できると思っていたが、

近頃は、どんなに頑張っても分からないことも少なくない、と感じている。

 

 

 

アレント『責任と判断』

あきらめもせず、読んでいる。遅々として進まないのだが。

 

第一部の最後の章「思考と道徳の問題」長さにして50ページほどだが

面白く読んだ。自分の若い時の葛藤が思い出された。

 

ボクは、手が後ろに回るようなことをしないでここまで来れたことを今でも奇跡のように感じているのだが・・・17から20歳ごろまでの、球体に閉じ込められたような閉塞感を思い出した。当時哲学書などを読み漁っていて、「言葉」に閉じ込められてしまったのである。

どうして脱出できたのかは、この文書と直接つながらないのでここには書かないが、

ソクラテスが裁判にかけられた様子は、想像できる。

ソクラテスプラトンの違いというか、プラトンが何を学んだとアレントが思っているかも、興味深い。

 

禅も、正師に会わないならやらない方が良い(禅天魔という言葉があるくらいだ)と言われるが、哲学も似ている(ニヒリストとか)のかも知れない。

 

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トマトの苗、花が咲いた。茄子も蕾が出来ている。支柱を立てる必要がありそうだ。

 

 

 

 

 

 

庭のボタン、つづき

今日久しぶりに散歩をした。新緑と藤が盛りです。

牡丹はほとんど見かけなかった。あまり人気がないのかも知れない。

 

庭のボタンはそろそろ散り始めているので、いままで撮った中でよさそうな写真を。

2枚目、余分なものが写りこんでしまっているが、ご愛敬。

 

 

ウグイスが鳴き、ツバメが飛んでいる

4年ほど前に亡くなった父が、昔はツバメも飛んでいたが近頃は見かけなくなったと言っていた。久しぶりに生まれた故郷に連れて行ったとき、途中のサービスエリアでツバメが飛び交っているのを見ての感想であった。7,8年前のことであろうか。・・・

ウグイスの声を聴かなくなったというので、たまたま遊びに来た折に少し離れたところに、ウグイスの声を聴きに連れていったことを思い出した。これは何時ごろだったか、もう耳も少し遠くなり、かなり大きな声で鳴いているのを耳を澄ませて聴いていた。しばらく聞き耳を立てていて、やっと聞こえたようであった。

 

父は動物一般が好きであった。とくに年老いてからは、野鳥観察を趣味にしていたようで、今私が使っているカメラ・望遠レンズなどは、父が野鳥を写すために買ったもののようである。一番長い500ミリのレンズは、カビが生えて使えなくなってしまっているが・・・他は何とか使える。

 

・・・多分。当時も、ツバメが飛び交い、ウグイスが鳴いていたに違いない。

たまたま外に出た時、出合わなかったり、聞こえなかっただけであろうと思う。

私は探していたわけでもないのに、聞こえたし、見たわけだから。

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庭のボタンを撮った。

 



映画『ハンナ・アーレント』

今、Gyaoで”タダで”見られる。CMが多くて必ずしもお勧めとは言えないが、ボクは面白く拝見させてもらいました。

丁度フリンジを見終わって、次見るモノを探していて、見つけました。

5月20日ごろまで見ることが出来ます。

 

アーレントについて少し知識がないと話についていくのが難しいかもしれませんが・・・。

ボクは、この前読んだ『悪と全体主義』の方もお勧めします。これを読むと、何が問題なのか(アーレントが見ていたもの)が、すこし分かるような気がする。アーレントのかけがえのない存在感も。

 

アーレント

 

 

 

およそ1週間ぶり

に記事を書きます。

政治などという慣れないことを考えて、寝床の中でもかなり考えたのだが、結局書くほどには纏まった考えを持てなかった。

それで、ネットでドラマを見始めたら、ハマってしまった。

「フリンジ」というSFドラマ。SFというが、ハードではなくソフト。バックトゥザフューチャーのような感じのマッドサイエンティストが主役のドラマである。

何でもありの、ちょっとグロイ、全100篇ほどの作品。こことそっくりのもう一つの世界が出てきたり、未来からの侵略があったり・・・全篇を通してのテーマは、家族愛と、何のための科学なのか、ということかもしれない。まあ。マッドサイエンティストの父親がなかなかいい役者さんで、オタクぶりをなかなか好演している。

 

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『〈私〉時代のデモクラシー』(岩波新書)を読み始めた。

著者略歴を見たところ、トクヴィルの研究者のようなので、読んでみるつもりになった。歴史は平等化へ動いている、というのがトクヴィルの言ったことだったが、それが極まるところが現代社会であろう。

ということで、読み始めたのだが、ちょっと難しい。アーレントのような難しさではなく、

門外漢として読む難しさというか・・・。

今三分の一ほど進んだところである。

 

ここ数日、暑くて散歩を控えている。

 

・・・今咲いているのはツツジかな。

 

 

 

 

久しぶりに散歩

サクラは散ってしまいました。

チューリップが満開

土筆がいっぱい出ていました。暖かい日が続いたし、ここ2日ほど雨でしたからね。

 

今日は歩きやすかったですが、風がすこし冷たかった。

 

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ハンナ・アーレントの『責任と判断』を読み始めた。

講演などで、読みやすいと解説にはあるが、ボクにはそうとう難しい。

誰もが気づかなかったようなところに問題をぶつける。力技である。

 

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昨日は雨の中、「高齢者講習」を受けた。これを受けてないと、運転免許の更新が出来ない。

「視野測定」「通常視力」「動体視力」「光に幻惑されてからの回復時間」など。

そのあと、実地指導。

全部で2時間半ほど。

修了証明書を貰って帰ってきた。

 

視野が思っていたより狭くなっている。光の幻惑からの回復は早いようだ。

などなど。いくつかの事を知り、勉強になった。

そうそう。高齢者マーク、75歳からとばかり思っていたのだが、70からだそうな。

付けるかどうか、迷っている。多分年内には付けることになりそうだ。