読書中の本の事など

吉川弘文館の『世界史年表』に

125 宦官19人 侯となる。宦官の勢力起こる。とある。

 

宮城谷さんの『三国志』第一巻p272 にその19人の名前と栄位などが書かれてある。

 

ここまでで、何故そういう事態になったのか、大体理解できた。

 

党錮の禁」とか「黄巾の乱」とかは覚えているのだが・・・

僅か数十年の間に、目も当てられないほどの弊害が出てくる・・・

 

欲まみれの人間のすることだからなあ

 

有力者の子弟とか縁故関係とかで官僚が独占される弊害が、外戚の横暴という所に出てきて、やがて宦官に力を与えることになっていった。

 

こういうことに懲りて、試行錯誤の中で、やがて科挙という官吏登用の制度が作られてくるのだろうが、そのためには

既得権益を持つ貴族階級の力が弱まらなければならない・・・しかし平和が続けば、階級分化が進む・・・

・・・・

まあ、事はそれほど単純ではないが。

 

・・・日本では、官僚は世襲制ではないが、議員はだいたい世襲制のようなものである。良いところもないわけではないが、おそらくは、弊害が大きい。

・・・もう平和が長く続いているから・・・

 

・・・・・・・

 

第一冊をまもなく終わるのだが・・・まだ宮城谷さんの文章に慣れない。

ボクは漢字が多くても気にならない方なのだが・・・何故だろうか