《忍耐は運命の主人である》

これは、お風呂に掛けてあるカレンダーの今日の言葉である。

たまたま今日、わたしがカレンダーを捲って3月に改めた。

上に、おひな様の写真があり、下に暦がある。そこの3月1日の言葉である。

 

たしかに。忍耐だろうなあ・・・

 

こういう日めくりのようなカレンダーは近頃めずらしい。昔は、それこそ、田舎では暦と言えば、日めくりだった。

・・・たしか、アメリカ開拓時代の有名な方(ベンジャミン・フランクリンだったかな)が、ジャーナリスト時代にこういう形の暦を売り出して当てたのではなかったか。もううろ覚えであるが・・・

とすれば、日本に入ってきたのは戦後なのかな・・・

 

今。私には、忍耐という言葉が響いてくる。

 

・・・・・・・・

 

『歴史を動かす力』のなかの「織田信長勝海舟田中角栄

江藤淳との対話だが、西郷さんの征韓論について話しているところがある。なぜ、敗れたのか、をめぐって話しているところは、そうか!と思わず目を見張った。

私も、なぜ敗れたのか、ずーっと不思議であった。・・・このころ、自説に迷いが出ていたのだろうかとか。健康不安があったのか、とか。足をひっぱられる何かがあったとも思えない。

そうではない。英国パークスのアドバイスがあった。それを引き出したのは伊藤博文だった、というのは・・・納得である。

この対話で、初めて、江藤淳江藤新平と縁続きだと知った。江藤新平大久保利通に敗れるところはたしか海音寺さんの小説で読んだことがあるが・・・。

また、榎本武揚のことも話題になっているが・・・彼がどういう人物かも、いままで分からないで気になっていたのだが、スッキリした。

 

この対話もなかなか、面白く読みました。