サギソウ のことなど

昨日(日曜日)、いつもよりすこし遅い時刻に散歩に出た。

公園に差し掛かると、沢山の車が駐車していて、入り口にテントが張ってある。数人同じプリントのシャツを着た人がたむろしている。

「何事か」と聞くと「サギソウの品評会」だという。

 

いつものように散歩して、ぐるっと回って、サギソウの群生しているところにいくと、テントがあり、テーブルの上に鉢植えが5,6個並んでいる。すべて、サギソウの鉢植えである。

 

もう品評会は終わったようで、テーブルの開いている空間の方が広い。テントの周りの人々も片づけに入っているようである。

 

ただ、素通りするのも気まずい様な気がして、こちらに目を向けている一人に「サギソウについて」いろいろ質問した。ま、自分が何者か名乗るのが順序なのかもしれないが

聞かれもしないので、そのまま、いろいろ聞いた。予想以上に丁寧なくわしい答えで恐縮して、「毎日散歩して、サギソウを楽しんでいるものだ」と名乗ったら、安心したようであった。

よっぽど「写真を撮らせてくれ」と言おうとしたが、肖像権がからんで面倒くさいことになるかもしれない・・・。顔が写らないようしてブログに乗せることも考えたが、ブログ名を聞かれても、面倒だし・・・カメラは持っていたが、写真は撮らなかった。

 

20年ほど前に、有志で会をつくり、サギソウを育ててきた。今この公園には1500株ほど花を咲かせるようになっている。今年は7月中旬に花を咲かせたが、例年はもうすこし遅い。

花はほぼ一週間で萎れてしまうが、次々と咲き、8月いっぱい楽しめる。

今は、ここにいる17名が中心になって、活動している。

 

というようなことであった。

 

別れてから、聞くのを忘れてしまったな、と思ったが、引き返すほどでもないと思い返して帰ってきたが・・・

やはり気になる。それは、保存会が出来て20年と言うが、その前は?その前にもここにサギソウがあったのかどうか、という事であった。全く無いところから始めたのかどうか。

 

というのも、この公園は、ホタルが居てもおかしくないようなところなのだが、聞くところによると、「ホタルはいない」

いそうな感じですが・・・と聞いたところ、餌になる小動物が居ないのだ、という。それは農薬の影響か何かですか、と聞いたことがある。違う。ここでは農薬は一切使っていない、という。

その口ぶりから、過去に、ホタルを育てる会も活動したが、失敗したらしいことが推測される。

この公園に流れ込んでいる小川のもっと上の方で、おそらくは、農薬が使われているのだろうとボクは思ったのだが・・・。

 

鳥取では、時節には部屋の前をホタルが飛ぶようなところに住んでいたので、ホタルが居るなら、年に一回ぐらい見に来てもいいかな、と思って、地元の人らしい人に聞いたことがあった。そのことを思い出した。