セミの声がずいぶん賑やかになってきました。
梅雨明け宣言も出たし、夏本番。
身体も暑さに慣れてきたようです。
夏休みになったばかりなのに、痛ましい水の事故のニュースが続いています。
私も、小学校に入る前の年に、溺れかけたことがありました。
水をがぶがぶ飲んで浮いたり沈んだりしているうちに身体が重くなり沈んでゆく
もうダメだと諦めた時に、浅いところに流れついたようです。
水の外に出た体の部分が暑さに包まれ、大音量のセミの声に圧倒されたことを覚えています。
水を飲み過ぎて、疲れて、這うようにして岸に近づくと、そこには友達がボクにはまったく気づかず石を積んでいました。枝川の水をせき止めて小魚を取ろうとしていたのでした。
ボクに起こったことは誰も知らなかった(もちろん誰も助けてはくれない)、ということと、助かったと思った時に、セミの声と太陽の熱(自然の温かさ)に包まれたことが、長い間忘れられなかった。
つい1メートルばかり先は深くよどんだところでした。
川は子どもにとって、かなり危険な場所のように思います。
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