ボクが移住するつもりでペルーに行きながら、尻尾をまいて戻ってきたのは、一年近くたってもスペイン語が話せないことが一番大きかった。
それでも、少しは・・・旅行者のスペイン語は・・・迷子にならない程度に、道を聴いたり一人でバスを乗り継いだり・・・
しかし、それもほとんど忘れてしまった。もう10年近くたつのだから無理もないのだが、ちょっと残念である。
今回。ペルーで大変お世話になった人が、日本に来た。とても魅力的な女性で、ボクは彼女と顔を合わせてお話がしたくてたまらないのだが、行ったり来たりするには少し遠い。それで、彼女からリモートでスペイン語を教えてもらう約束をした。同時に、彼女には、日本語にもうすこし慣れるお手伝いが出来ればいいと思っている。
彼女は相当喋れるのだが、きちんと文章にするのは苦手のようである。それは、日常的にはスペイン語を使い、日本語は仕事の指示を受けるときとか、同僚と挨拶するときとかに使うだけだからと思う。(随分前には日本に住んでいたらしい。ペルーでの生活が長かったから、日本語をすこし忘れかけているだけかもしれない。それなら、日本語を話す時間が増えれば、すぐに思い出すかも。)
それで、毎週一時間(そのうち2時間に増やすことも考えている)、ボクと話をするのが役に立つのではないかと考えている。
日本語の日本語らしいところは、漢字かな交じり文を書けることだろうと思うのだが、ほとんどはスマホの翻訳ソフトがやってしまう。これでは、ちょっと寂しい。これを使わないで、メールのやり取りもしたいのだが・・・。
ボクのスペイン語も、1年もしないうちに、以前のレベルは越えるのではないかと密かに期待している。
また旅行に行って使おう、というようなことは考えていない。彼女と、日本語とスペイン語を混ぜて話してみたいだけである。(高校生か大学生のような言い草だね)
まだ約束をしただけで、始めてもいないのだが、新しい楽しみが出来た。
出来るだけ長く続いてほしいと思っている。
paso a paso.先を急がないで、一歩づつ。