『ソクラテスの弁明』(中公クラシックス)

何度目だろうか。5度目?6度目?

 

最初は、高校一年生の時だ。確か「倫理社会」の夏休み宿題であった。

衝撃であった。昨日まで漫画を読んでいた身には難し過ぎた。頭を殴られたような衝撃で、よく分からなかったが、わからないまま一応最後まで読んだ。そんなに長いものでもないし。・・・感想文にどんなことを書いたかは覚えていない。

それから、プラトンにハマったわけでもないが、たしか『国家』は20歳のころに読んだ記憶がある。

 

当時読んだのは、岩波文庫新潮文庫か。

今回読んでいるのは、中公クラシックス。寝転がって読むには少し重い。

 

当時の人が残酷なのか、民主主義にはそういう一面があるのか、よくは分からないが

・・・プラトンの話を聞いても一方の話だから、何とも言えないが・・・この『弁明』を巡っては沢山の本が出ているので、その一部分は読んだことがあるのだが、うろ覚えだし、手元に本もないので、本当に何も言えない。

 

プラトンは政治家になるのを断念したらしい、当時極めて政治的であったアテネで有力な家系でありながら政治家にならないという決断は、かなり珍しかったのではないかと思う。ソクラテスの正義と政治は両立しがたいという演説のあと、大いに迷ったのであろう。学園『アカデミア』を創るのは暫くあとのことである。

 

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不整脈》が、気になる程度になってきている。9月か10月初めごろに、すこし気になり始めたのであったが、誤差の範囲ぐらいであった。それが、ここにきて、ちょっと注意しなければならないようになってきた。昨日は散歩中に何度か立ち止まった。

まる2年、何事もなく、油断したのである。多分、塩分も取りすぎている。糖分も取りすぎている。脂肪分も取りすぎている。ストレスもあった。

 

この冬は大人しくしよう。せっかくオールシーズンタイヤを履いているのだから、歩き回りたい気持ちもあるのだが。