電動アシスト自転車を買った

普通の自転車では、漕ぎ出す最初の一歩に十分な力が入らず、結局ハンドルがふらふらしてしまうことがある。アシスト自転車は、その脚力の弱さを助けてくれる。

ただ、助力を必要としないときに、それをすると、急発進してしまうかもしれない。

まあ。慣れが必要である。

 

以前、田舎で、対向車と何とかすれ違えるぐらいの狭い道を、車を走らせていた時に、前方を、老人が自転車でフラフラ運転しているのに出会ったことがある。しばらく続く一本道なので、追い越さなければならない。止まってくれるのが一番有難いのだが、その気配はない。引き返すのは難しいので追い越さなければならないが、どうすればいいか大いに迷ったことがある。追い越すのは、ゆっくりがいいのか、少し速めがいいのか。

 

自分が自転車を運転しているときに、そういうことがあれば、ゆっくりではなく、ちょっと速めでスッと追い越してほしいだろう(元気な時にはゆっくりだろうと何だろうとかまわない)。それで、実際ちょっと速めで追い越したのだが、倒れ掛かってきたらどうしよう、通過のあおりで転倒したらどうしようと、おおいに気をもんだ。

 

通過後バックミラーを見ていたら、すこしブレが大きくなって道の真ん中のほうに動いたようだが転倒はしなかったようで、ホッとしたことがある。

 

ああいうときは、追い越さないで、追尾もしないで、車を止めて3分ぐらいじっとしているべきだったかなあ、と後では思ったが、実際は出来るかどうか。

3分というのは見えなくなるまで、という感じであるが。

 

自転車をふらふら運転しているのは、車からは本当に怖い。フラフラしていなくても、自転車を追い抜くのは、かなり緊張する。

それを思うとき、自分は、自転車を運転できるかどうか、大いに迷った。

脚力が随分弱っている。平らなところはともかく、登りになると相当フラフラしそうである。

 

半日ほど練習して、買い物に行ってみたところ、歩道というのは随分凸凹があるので走り辛いところもあるが、車の心配はないので、歩道を走っている限りは、運転は大丈夫のようである。(65歳以上は歩道走行が許されている)

 

ただ、何処にも歩道があるわけではないので、もうすこし、運転に慣れる必要がある。まあ、車を運転できなくなった時のことを考えて、自転車を購入したのであるが、アシスト自転車といえども、ある程度の脚力(歩く時とはすこし違う脚力のように思う)

は必要ということが分かった。

 

途中だが、今回はここまで。