手術後2週間経過。順調に回復していると思う。ただ、まだ集中力がない。散漫である。好きな読書にも身が入らない。
病み上がりだから、そうなのか? 今までも、やる気のない時期はそうとう頻繁にあったように思う。今回の病気とは直接関係ないかもしれない。それこそ天気の具合と関連を疑った方がいいかもしれない。
入院する前に読んでいたのは、碧巌録大講座であった。今日図書館に行き、また借りようと思っている。
病院には、同時に借りていた『宗教と権力の政治』(佐々木毅さんの本である)をもっていった。他の本7冊は、外出許可を取って近くの図書館に返したのであった。
これも、やっと読み終わったので、返すついでに『碧巌録』を借りてこようと思う。これは古い本で、寝転がって読むわけにはゆかない。そんなことをしたらバラバラにばらけてしまう。
この加藤老師の本は、20年以上前には冗長過ぎると思ったものだが、近頃はなかなか気に入っている。
私が頭が悪いせいか、現実の歴史は複雑すぎるのか、民主主義というのが、どうもよく分からない。
佐々木さんには『民主主義という不思議な仕組み』(ちくまプリマー新書)という若い人向けの本がある。これを読んだときにもなんかよくわからなかった。今『現代政治学の名著』という新書を読んでいる。確か2回目である。最初は途中で投げてしまった。これも編者は佐々木さんです。
佐々木さんの本は『プラトンの呪縛』以来、『西洋政治思想史』をはじめ、何冊か読ませてもらっているのだが・・・・
そろそろ、ちょっと集中して考えてみようかと思っている。勿論、単に自分で納得したいだけなのだが。残されている時間が少ないだろうから。
明後日、予約している病院での結果次第だが、病から一時的にでも開放されるのかどうか。ま。なるようにしかならないわけだが・・・・
もう今年も一か月を残すだけになってしまった。