『種の起原』

遅々として進まないのだが、第一章 飼育栽培のもとでの変異 を読んだ。

第二章は 自然のもとでの変異 第三章 生存闘争 第四章 自然選択 と続く。

 

50年前には、どんな気持ちで読み進んだのか、今では何も思い出せないが、書かれていることの記憶は、おぼろげながら残っている。

 

つい、先を急ぎたくなるが、ま。ゆっくり。

 

ポピュリズムとは何か』南アメリカに続いてヨーロッパのポピュリズムの事例がいくつか書かれているところを読み進んでいる。感じることは、ポピュリズムをあたかも正常な組織にがん細胞が生まれ増殖してくるような見方をしているが、そうではないのではないか、ということである。

生き物の世界では変化が当たり前なのに、エリートたちはその変化をコントロール下に置こうとする(たぶんそれしかない手がない)。そこには必ず、分別があり、その分別の現実とのずれから、問題が時の経過の中で蓄積し、変革を求める声が自然に発生するのであり、ま、どう見ても、正常な働きであろう、と。

しかし、最初は、潰しにかかるのが自然なのかもしれない。潰せなかったら、取り込む。それに失敗すれば、逆に取り込まれたり、いろいろと・・・・

 

日の名残り』それなりに面白いのだが、遅々として進まない。今日が返却日。同時に進んでいるものがいろいろあり、また借りるかどうか、迷うところである。

 

個人的な好みでは、自然科学がやはり面白い。分かりやすいからだろう。

多分頭の使い方が単純なのではないかと思う。

単純だからレベルが低いとかそういうことではなく。