思うままに

同時並行的に読み進んでいた何冊かが読み終わった。

 

『ツアラトウストラ』を読んでの素直な感想は、”神が死んだ”ことから”実存”(いま・ここ・わたし)というようなところへ焦点が合ってきた、というような感じなのかな。

道元さんの、「修せざれば現れず」を思い出します。

 

ただ、ニーチェはそれだけではない。読んでいて楽しいような、舞台を見ているような・・・

 

『残酷な進化論』は、この本はこの本で纏まっているのかもしれません。ただ私の関心は、すこしズレたところにあって、素直に面白く読めなかったことを反省します。

・・・一億年以上地上に君臨していた恐竜の生き残りである鳥類を見ていると、何となく片鱗を窺えるような・・・空の支配者・・・

人間よりも鳥について、もう少し知りたいような気もしますが・・・

 

・・・・・・・

 

この間、スマホを買って、使い道のないまま、ついゲームにハマってしまった。

以前。3年前に亡くなった父が95歳の頃、数独にハマっていて・・・この問題がどうしても解けないのだが、どうすればいいのだろう?・・・と聞かれたことがあった。どれどれ、と自信ありげにやってみたのだが、全く歯が立たなかった。面目丸つぶれであった。

なに。父の方が頭もさえていて、記憶力もよいのであった。

 

そのことを思い出して、数独に挑戦しているのだが・・・やはり、分からない。紙に書いて答えを求めるのは面白くないし・・・頭だけで追おうとすると、こんがらかってしまう。それらしい数字を、あてずっぽうで入力する。当たる時もあるし、当たらない時もある・・・これでは、解いたことにはならない。

将棋を指していて、3手先はだいたい分かるようになってきたが、7手ぐらいになると頭がこんがらかってくる・・・それを思うに、数独も、7つか8つ先の数字を空で読むのかも知れない。これが1だとすると、ここは3になる、するとこちらは・・・それを始めると、途中でこんがらかってイライラしてしまう。

他に上手い手はないものだろうか・・・父はとっくにあの世に先立ってしまったが、ま。再会のお土産にできればいいと思わないではないのだが・・・

将棋よりは手数が少ないと思うのだが・・・ね

 

・・・・・・

 

再会できると信じているわけではない。しかし、心の問題だから、

生きているがごとく昔を思い出しているので、その続きの感じで見ている。

あらためて真顔で聞かれれば;そんなことはない、あってもらっては困る。・・・もしあるとしても、56億年先ぐらいにしてほしいね、と応えようか。

 

56億年と言っても、一瞬だろう。なにしろ無時間の中の56億年だから・・・わたしが無間地獄でどれほど長い時間苦しんだか・・・それを思うと、無限かな