『ヴィティコー』 4

読みました。暑すぎて、なかなか進みませんでしたね

 

最後は、神聖ローマ皇帝とともに、ミラノを攻め、屈服させ・・・ヴィティコーは功を立て更に領土を広げる。子供も成長し、城を建てることになった、というところで幕。

 

このような誠実で力のある者の元には、善意の人が集まって、理想的な集落が形成される・・・のだろうか。そうあってほしいような・・・そうであってはならないような・・・そんなはずはないような・・・。

 

ともあれ、中世の森の中で、ヒトの動きが激しくなり、新しい時代が始まったことを感じさせる。司教が地域全体を破門にしたり、その司教が身の危険を感じて逃亡したり、神を恐れぬ人々が蠢き始めている・・・自由都市ミラノもそうとう力をつけてきている・・・経済活動が活発になり始めているということである。

主人公は参加していないが、十字軍時代(1096~1291)の真っ最中、第二回十字軍(1147~49)が重なっている。

日本は、保元・平治の乱のころである。

 

・・・他人事としてよむと、デズニィー映画のようでもあるし、子供向けの本のようでもあるが・・・一番近いのは、宗教書であろうか。宗教を学んだものは、こんな感じでモノを見、行動すべきである、という・・・

だから、誠実に書かれているのだが・・・読み物としては退屈でもある。全三冊1000ページを優に超える。なかなか読んでもらえないかもしれないね。

 

・・・読み通して見て、捨てがたい、味わいのあるのある本なのだが。

 

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今日も暑くなりそうです。夜が涼しくなってきているので、嬉しいです

そうそう、ツバメが南へ去りましたね。・・・ただ、例年9月中頃になるとまた、何処からともなくツバメがやってきて、10月初旬まで、飛び回るのですが。ずっと北の方からやってくるのでしょうか・・・それとも・・・