『世界の歴史5 西域とイスラム』(中公文庫)

読み終わりました。2度目でしたが、最後の辺りは、今回初めてのような気がします。

 

もともと1960年ごろに出版された本ですが、この本の最後に書かれている

【・・・未開発地域に対する援助競争は、現代最新の粋を尽くした技術を持って入ってきた。

ラクダの隊商がとぼとぼ歩いている上を、ジェット機がうなりをあげて飛び去る。

泥づくりの家に住み、牛糞を燃料にしている村のすぐそばには、巨大なダムが建設されつつある。

こんな大きな隔絶をどうして埋めたらよいのであろうか?】p463

 

これが書かれたころは、米ソ冷戦の最中でしたが・・・あれから70年以上経過している現在、どうなっているのでしょうね。政治のトピックスはときどき目にしますが、庶民の生活ということでは、あまり記憶にない。難民の大移動ということはありましたが、ニュースにならないところ、での、変化が気になります。

 

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ペルー。いよいよ6日に大統領の選挙です。今回は異例の対決のようです。

この前、Facebookの友達から、選挙が心配だというようなメッセージが送られてきましたが・・・ふたたびゲリラが勢いを盛り返すのでしょうか。フジモリさんが大統領になる前には、政情不安が大きく、多くの人が国外に逃げ、日本でも沢山の日系労働者を受け入れた。その人たちも、国内が安定するとともに、大半は本国に戻っていった。

・・・そのころ(本国へ帰ったのが20数年前だから、国を出たのは更に20数年まえ)の記憶が蘇ってきているのかもしれません。

心配です。

 

コロナがこれ以上続くと、世界のいろいろなところで、影響が表面化してくるのでしょう。よい話を聞くことは余りないかもしれません。

日本はオリンピック騒ぎの他はあまり目にすることはないのですが。

自然災害など、そうとう前から、黄色の信号が点滅しているような気がします。

しばらくは徐行運転でしょうか。

 

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