無題

『明治の文化』やっと天皇制の問題を正面から論ずる「精神構造としての天皇制」のところにたどり着いた。ボクには難しすぎるようで、ついてゆくのも大変。

いろいろ考えさせられるのだが、何か言おうとすると、手が動かない。もやもやしたものがあるのだが、考えが纏まらないのである。

 

杜甫」も、同じく、難しすぎるのだが、『杜甫私記』を終えて、『杜甫詩注』のほうに入った。

杜甫は、本当に貧乏神に取りつかれたように、物質的に恵まれない。しかし、

助けてくれる、友人・知人には恵まれていた(?)ようで、

(ペルーに出かける前に、ペルーで一番大事なのは友達だ‹私には親類も家族もないわけですから›と教えられたのだが、そのことを思い出した)

あの広い中国を、人を頼って放浪する。家族連れ(10人前後だろうと)で、家財道具一式を持って。

途中で、子どもを餓死させたりしている。そういう中での、詩である。(その詩を読み込むことによってその当時の杜甫の様子や時代が浮かび上がってくる。そういうレアルさがある)

 

最後は、ご馳走になった肉とお酒の飲み過ぎで死んだようだが(空腹で傷めつけられていたお腹にはきつかったのか)・・・数十年後にお孫さんが当時の有名な文章家に墓碑を書いてもらっているところを見ると、後に残された家族も野垂れ死にをせずに、それなりに生活できたようでホッとする。ただ高級官僚になった(詩人になった)子孫は居ないようである。

 

・・・・・・・

 

『仏像彫刻』の方は:

昨日は、砥石を使って刃を研いでみた。(電動砥石はまだ使う自信がない)

見違えるような切れ味になった。これほど切れると、肩こりは起こさなかったような気がする。気づくのがちょっと遅かった。

これから、少し細かなところに入ってゆく。