傘の話である。
今日、郵便物の転送手続きのために郵便局に行って、入口の傘立てに傘を置こうとして、そこに自分の傘を発見した。
一瞬目を疑った。何故、こんなところにあるんだろう???
ボクはてっきり図書館で失くしたと思い、取りに行ったことがある。
しかし、其処にはなかった。沢山の置き忘れられた傘があったが・・・
いくら記憶をたどっても、図書館に行きついてしまう・・・其処に無いのなら、もう分からない。記憶が辿れないのである。
納得がいかないまま、諦めたのであった。10日ほども前の事である。
傘が惜しいのではない。昔からよく傘を置き忘れて、ある時(50ぐらいの時)には同じ傘を15本ほど纏め買いしたこともある。それも数年後には無くなってしまったが。
ただ、近頃は、記憶が何処まで辿れるかが気になる。だから、傘を発見して、まだまだ捨てたもんじゃない、と思いたかった。
それが。予想もしていなかったところで、その傘に出合うとは!!
何故ここにあるか。・・・確かに、一日違いぐらいで、郵便局にも行った記憶はある。しかし、傘がないことに気づいたのは、図書館でリサイクル本を貰って帰ったその直後であった。散歩に出た時には持っていたのに・・・手に傘を持っていない⁉と。
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