『資本主義と奴隷制』読み終わりました。

全体を総括する言葉としては、文庫本の裏表紙に書かれている言葉がよく纏まっていると思います。

【なぜイギリスは世界ではじめての工業化を成し遂げ、ヴィクトリア時代の繁栄を謳歌しえたのか。この歴史学の大問題について、20世紀半ばまでは、イギリス人、とくにピューリタンの勤勉と禁欲と合理主義の精神がそれを可能にしたのだとする見方が支配的だった。これに敢然と異を唱えたのが、本書『資本主義と奴隷制』である。今まで誰も注目しなかったカリブ海域史研究に取り組んだウイリアムズは、奴隷貿易奴隷制プランテーションによって蓄積された資本こそが、産業革命をもたらしたことを突き止める。歴史学の常識をくつがえした金字塔的名著】

 

内容については、「序文」がまとまっている。

 

しかし、それで何が分かるのだろうか???

 

全文を読まないと分からないことだらけであろう。(ボクなどは読んでもよく分からないことばかりだが)

・・・読んだ後に、確かにそうだ、とは言えるが、読む前には、ほとんど役に立たないような気がする。

 

・・・読後の感想を、一言でいうと

「読んでよかった」

資本主義と搾取は相性がいい。だから今でも形を変えて、さまざまなブラックな面が問題にされるのだろうなあ