望月諒子作 新潮文庫
この作品は最初集英社から出て(2004)、のちに新潮文庫に入った(2022)。その時、大幅に加筆修正されたらしい。
ボクはこれで望月さんの作品を4つ読んだことになる。
ほとんどが、木部さんの見立てと警察に逮捕された犯人が一致しない。
今回もそうである。
今回は特に、木部さんの見立ては、誰の同意も得られなかったようで、一部の読者からも疑問視されている。
そういうところが面白いところかな。
クリスティーにしてもクイーンにしても、探偵は、警察も読者も納得させる。しかし、フリーライターの木部さんの推理は、完全には納得させられない・・・。
これは、望月さんの力量不足なのだろうか。それとも、わざわざそういう作品を書いているのだろうか。
私は、後者であろうと思っている。
・・・ここまで書いて、眠くなってきた。天気が良く、部屋の中が温かくなってきている。先ほど昼ご飯を頂いたばかりであるし・・・
ここまでにしておきます。